話題としてはちょっと古いのですが、さきほどのEOS 5Dの記事に関連することもあって紹介するのがMETABONESのマウントアダプタ「SPEED BOOSTER」です。
NEXやFUJIFILMのXマウントでEFレンズやヤシコンレンズを使えるようにするマウントアダプタなわけですが、ただのマウント変換ではないのがこのアダプタの凄いところです。
35mmフルサイズ用のレンズをAPS-Cの素子でありながら同じ画角で使えるような縮小光学系を持ったものなんですね。
縮小光学系については私も素人ながらに「使えるんじゃないかなぁ」とは思いつつも、どちらかと言うとお遊び程度で出てくるかな?というくらいに考えていたわけですけども、このアダプタはむしろ分解能まで上げるようなものになっているとのこと。
また名前のとおり、明るさも実質的にF値が1段上がるというのも凄いことですし、EOS用にいたってはオートフォーカスまで機能してしまう高機能ぶりです。
もちろんあくまでもカタログスペック上はということで実際には余分な光学系が入るわけですから劣化もあるのでしょうけど、同じ画角で使えるというのは面白いですね。
問題は価格ということになりますが、AFが関係ないライカR、ALPA、ヤシコンあたりなら5万円弱と、意外に現実的な価格かも。
それこそ、このためにわざわざ初代のEOS 5Dを買うよりは良いのかもしれません。
だったらさらに欲張ってマイクロフォーサーズ用、さらにNikon 1やPENTAX Q用なんてのがあったら、もっと明るくなって便利そうかもしれません。
逆に、将来的にオリンパスがフォーサーズとマイクロフォーサーズを捨てて大きなフォーマットに移行するようなことがあったら、拡大光学系を搭載したマウントアダプタでも出してくれたらユーザーも納得してくれるかも?なんて考えたりもしますが、さすがにそれは縁起でもないですねぇ。