Nikonから1inch撮像素子採用のレンズ交換式カメラ「Nikon 1 V3」が4月に発売になるそうで。
基本的には型番通りNikon 1 V2の後継なんでしょうけど、今回はEVFを外付けにしてわりとオーソドックスなスタイルの本体になりました。
もちろん外付けの電子ビューファインダーは用意されますが、別売で3万円くらいらしいので、最初から欲しい方にはV2のほうがお得感もあるし軽量で済むかも。
なお、V2のEVFは0.47型TFT液晶で約144万ドットですが、V3用の外付けのは0.48型の約236万ドットになっています。
重量は本体のみでいうとV3のほうがむしろ重くなってるくらいですが、バッテリー込みではV3のほうが軽いという状態に。
バッテリーがV2のEN-EL21からEN-EL20aに変更になったからでしょうけど、容量も1485mAhから1110mAhに減るんですよねぇ。
EN-EL20は他のNikon 1 J/Sシリーズと共通というメリットがありそうですが、EL20aとの互換の具合も気になるところです。
また、見たところオーソドックスなスタイルにはなりましたが、EVFとともに専用グリップでもスタイルの変わる、合体メカ的な構成になっています。
全部付ければちょっと本格派のミラーレスですし、単体でパワーズームの標準レンズを付ければコンデジ感覚という使い分けもできるようです。
その標準パワーズームレンズ「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」はレンズバリアも内蔵ですし、手ブレ補正もあってNikon 1の気軽さには似合ってるレンズかと。
レンズバリアの具合がこれまでに出たことのある交換レンズのバリアよりもさらにコンデジっぽいデザインなので、大きな前玉が好きな方にはウケは悪そうな気もしますけど。
この他、Nikon 1シリーズでは初のタッチパネル、それにチルトできる液晶、さらには約20コマ/秒のAF追従連続撮影が可能と、コンパクトにしつつも高性能にはなっています。
お値段はその分強気のスタート価格みたいですが、このモデルも含め、Nikon 1シリーズはコンデジ感覚+αという使い方には良い仕上がりになってきたように思います。