MacBSの日常生活的日記

OLYMPUS STYLUS SP-100EE

OLYMPUSから光学照準器を搭載した高倍率ズーム機「STYLUS SP-100EE」が発売されるそうで。

Eagle’s Eyeを名称に潜ませる本機は世界で初めてドットサイト式の光学照準器を搭載したとのこと。
別売りのドットサイトはあったそうですが、合焦表示と連動させられたり撮影位置のずれが起きづらいという点で内蔵はやっぱり便利ですよね。
そもそも気軽に撮ってみようかなというニーズには別売りというのは敷居が高いですし。

今回のSP-100EEは24-1200mm相当の高倍率ズームを搭載していて、最近は各社のネオ一眼の望遠域がどんどん伸びてますけど、実際の撮影では手ぶれや被写体追尾、ピント合わせなど課題も多く、写真の歩留まりは意外と高くないのが実情かと。
その点で今回のドットサイトは後者2つを格段に進化させてくれるでしょう。
手ぶれについてもレンズシフト式手ぶれ補正機構は入ってるので他と同等レベルではあると思いますが、同社のマイクロフォーサーズ機に付いてるような5軸補正が付いてたら完璧だったかな。

また、単にドットサイトの効果だけでなく、ハーフミラー越しに実像を見ながらの撮影というのも安定した絵を撮れるメリットにつながっているのかも。
EVFではどうしても映像に遅れが出てきますし、一眼レフの光学ファインダーも遅れはないものの視野が狭くファインダーだけで追ってると被写体を見失ってしまいがちです。
銀塩時代のレンジファインダー機ではファインダーが左端にあって、今のユーザーからすると光軸上ではなくて不便という印象でしょうけど、あれは右目でファインダーを見つつ左目で実像を見る使い方もできて結構便利なんですよね。
今回のはストロボを開いた下のところに来るので、光軸とのズレも少なくて今のデジカメユーザーさんにも受け入れやすそうです。
欲を言えばハーフミラーをうまく使ってEVFと並行表示できたりしたらベストなんでしょうけど。

なお、光軸から近いとはいえ、ドットサイトはパララックスがあって、10mよりも近い被写体だとドットスポットの調整が必要になるとのこと。
これもメニュー画面から調整画面に入ればダイヤルで調整できるそうです。
ここも欲を言うとするとドットサイトから目を離さないまま、液晶画面を介さずにできたら最高でしょうが、それにはさきほどのインポーズ機能が必要かと。
今回の機種が人気が出れば、そういうモデルが出てくるかもしれませんね。

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