流れの早いデジカメ市場は今のところ、ソニーのミラーレスNEXで
大騒ぎしていますが、ちょっと前の話題の中心だったペンタックスの
中判デジタル「PENTAX 645D」の発売がすこし延期されたようで。
もちろん、NEXと市場がカブるような商品ではないですから、NEXの
影響などではなく、予約が殺到したことが原因とされています。
ただ、それだけなら、これだけギリギリになっての延期は不要のような
気もしますけどね。
6/11に延期みたいですから、あくまで推測でしかありませんが、
ファームウェアの見直しでも入ったのかもしれません。
お値段はかなりのもので、気軽に手が届くような製品ではありませんが、
こういう憧れを感じる機種が登場するのは素直に良いなぁと思います。
デジタルのハイエンドユースではNikonとCanonがこれまで二強を誇って
きたわけですが、マイクロフォーサーズやNEX、GXR、そして
ペンタックスのこの機種のように、各社、変化球(?)勝負をしてきました。
これからはそれらのプラットフォームがそれぞれの持ち味を活かして
新たな土壌で競っていくのでしょうね。
フィルム時代も35mmのAF一眼レフが過剰なスペック競争に飽きられ、
レンジファインダーや中判が再注目された時期がありましたが、
今がまさにそのタイミングなのかも。
ただ、個人的にはハードウェアとしてのカメラが大好きではあるのですが。
結局、大切なのは思い出や心に残る写真ですからね。
その「原点」は忘れないようにしたいなぁとも思う今日この頃なので
ありました。