キヤノンから新しいコンデジ「PowerShot S110」が発表になりました。
「PowerShot S100」の発売からえらく早いなぁという印象でしたが、それももう去年の12月だったんですね。
今回のモデルは10月中旬の発売予定だそうです。
撮像素子は前回までは自社開発CMOSセンサーとなっていましたが、今回は自社開発という文字が消えているようです。
ただ、公式サイトのセンサーのイメージ写真は前回とソックリのものですし、総画素数が1330万画素と有効画素に比べてちょっと多めなのも同様ですから、単に新しい設計のものに変わっただけかもしれません。
センサの変更もあってか、最高感度が12800までに拡張され、ダイナミックレンジも拡大したとのことです。
レンズ周りは同じようですが、AFが高速化したり、記録画素数を落とすことでズーム倍率を上げる「プログレッシブファインズーム」が搭載されたりと、細かな改良が入っています。
そして、今回いちばん大きな変更は無線LAN機能の搭載でしょう。
IXY 420Fで先行搭載されていたスマートフォン連携機能もあり、ブロガーさんには便利そうです。
反面、GPSは省略されていて、そこも思い切ってスマートフォンに任せる戦略にしたのだろうなぁと感じます。
S100に限った話ではないですが、どうもデジカメのGPS機能は電池ばかり消費してスピードや精度がボロボロというのが多かったので、これは良い方向性ではないかと思います。
あと、ボディー色にホワイトが追加されているのも変更点の一つです。
見かけという点では正面のグリップがS95までのように、またなくなってるというのも面白いポイントかと。
グリップはあったほうが持ちやすいのですけど、デザインで言うとないほうがスッキリするんですよねぇ。
オリンパスみたいに取り外し可能なギミックも面白そうですけど、キヤノンさんはあんまりやりたがらないかなぁとも思いますし、難しいところです。