SILKYPIXがFOVEONに対応して、テスト版が公開されていたので、
以前、みんぽすさんにお借りしたSD14のデータを使って、
テストしてみました。
使い勝手はSILKYPIX Developer Studio Proそのものという感じで、
特にFOVEON独特のパラメータが追加されてるわけではないようです。
「X3 Fill Light」がないのが寂しいですが、複数メーカーを使い分けて
いらっしゃる方には統一性のあるUIが扱いやすいです。
それに処理スピードもかなり速くなっています。
FOVEONはどうしても複雑な処理が必要になるようですが、
私が使った限りでは画素数が少ないこともあってか、D300やα700と
ほとんどレスポンスに違いはありませんでした。
で、早速、SILKYPIXのテスト版で現像した写真を貼ってみます。
SD14 SILKYPIX FOVEON版 posted by (C)MacBS
非常に素直な仕上がりですが、ややFOVEONらしいパキパキの
尖った感じが少なめかな。
Lightroomでの現像と似た印象も受けますが、ハイライトの粘りや
ノイズ感の少なさがSILKYPIXらしい良さと感じます。
純正現像ソフトとJPEGをRAWから抜き出したままのものも
貼っておきます。
SD14 純正ソフト現像 posted by (C)MacBS
SD14 JPEG撮って出し posted by (C)MacBS
雰囲気的にはJPEG撮って出しとSILKYPIXが似た感じですね。
個人的にはFOVEONらしさ全開なところに魅力を感じたので、
純正ソフトを使うのがオススメかな。
ただ、そのクセが気に入らない方や、どうしても変な色合いに
仕上がってしまう写真をどうにかしたい場合にはSILKYPIXは
非常に素晴らしい助け船になってくれるのではないかと思います。
あとはMac版の早期の登場に期待したいところです。
なお、Macのほうも通常版のテスト版は公開されていますが、
FOVEON用のものはWindowsのみですので、あしからず。