噂になっていたソニーの35mmフルサイズ素子搭載のコンパクト「DSC-RX1」が発表されました。
参考出品程度で試しに作ってみた程度なのかと予想していたので、ちょっとビックリです。
RX100でもすごいなぁと思っていたんですが、NEXのCMでも素子の大きさを大々的にアピールしているソニーですし、素子供給をしているという点をメリットとして強く押していこうということなんでしょうね。
お値段は25万円前後ということで、高いという感想をチラホラ見かけますが、個人的には結構安いんじゃないかと。
もちろん気軽に買えるようなお値段ではないですが、ツァイスの35mm F2だけでも10万円前後するでしょうし、この大きさだからこそ持ち歩けるという場面もありますしね。
あとはそれに応えたスナップが撮れる軽快さがあるか、というところかな。
唯一、気になるとすれば、ミラーレスカメラとの住み分けをどうするか、という点でしょうか。
お値段でいえばNEXのほうが断然安いですし、レンズ交換もできてしまいます。
さらに、NEXのほうも動画向けながらフルサイズ素子搭載機が発表になっていますし…。
私としてはNEXと言いますか、EマウントはAPS-Cをベースに設計されたマウントという印象ですし、今の手軽さを保ちつつ、APS-Cのレンズを充実させたほうが良いのかなぁという気がします。
そんなこんなはさておき、RX1のほうはこの時代に憧れを抱ける貴重な機種になってくれそうで、他社もこの路線に積極参入してくるんじゃないかなぁと思ってみたり。
すでにDP1 Merrillあたりはライバルになりそうな気がしますし、ライカやフジあたりも狙ってきそうな予感です。
キヤノンやニコンは慎重な感じかもしれませんが、オリンパスあたりにも期待したいところです。
オリンパスの場合はマイクロフォーサーズとの差別化がさらに難しそうではありますけどね。