SONYの35mmフルサイズ素子採用の高級コンデジ「DSC-RX1」にローパスレスモデル「DSC-RX1R」が登場するそうで。
http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX1R/
ローパスレスという以外の仕様は基本的に同じで、NikonのD800とD800E、PENTAXのK-5IIとK-5IIsの関係みたいな設定ですね。
ここに挙げた機種の場合は同時発売だったわけですけども。
当然ながらローパスフィルターがない場合にはどうしてもモアレが出てくるケースがあるわけですが、これについては確実に出るというわけではなく、裏を返せば出た時には避ける方法もないということになります。
FUJIFILMなどはX-Transでベイヤー配列よりも色のランダム性を高めることでモアレ低減を図っていますが、そういう工夫がないので発生頻度はやっぱり意外と多くなってくるでしょうね。
すでに実写テスト画像なども出てるようですが、レンズも優秀なだけに結構出てるようです。
これもまたレンズの優秀さの証ではあるんですけどねぇ。
ちなみにRAW現像ソフトでモアレ低減機能を持ったものも増えてきましたが、根本的には入ってしまったモアレは現像処理で取り除くことは難しいです。
特定の空間周波数成分を除去するような手法を取ったものですと単にぼかすよりはマシですけど、それにしてもせっかくの情報量を間引くことにはなりますからねぇ。
ただ、それに関しても優秀なものとそうでないフィルタがあるのは確かなので、どうやら優秀らしいハッセルブラッドのRAW現像ソフト「Phocus」をこの機会に試してみようかなぁと思ってるところです。
基本的にはハッセルブラッド用のソフトですけど、機能制限はあるものの他機種でも使えるらしいので、モアレにお困りの方は試してみる価値はあるかもしれません。