SONYから新しいミラーレスカメラ「NEX-5T」が9/13に発売予定だとか。
当然ながらNEX-5Rの後継ですが、今回の強化部分はNFC対応とのこと。
5RもWi-Fiでの転送機能があるわけですけど、これだと設定がやや面倒(?)だったようです。
iPhoneはまだNFCには対応してないので、今度はNFCがうまく動かないという、良く分かってないユーザーからの問い合わせも増えそうですけどね。
撮像素子に変更がないようなのでカメラとしての本質はほぼそのままのようですが、あえてあのデザインも変えずに貫いているのは、セールスのための無駄な変更がなく却って好感が持てます。
お値段的にも本体が5万円台中盤、レンズキットが6万円台後半くらいで、5Rのレンズキットの実売が5万円くらいなことを考えれば良心的な設定です。
さらに「はじめよう一眼キャンペーン」も8/28から始まるそうで、これを使えば応募者全員に5000円キャッシュバックされるそうですから、さらに実質的な差額は少ないことになります。
ちなみにこのキャンペーンの対象機種は以下のとおりで、当然ではありますが残念ながらNEX-5Rは入っていません。
・NEX-6
・NEX-5T
・NEX-3N
・α65
・α58
(それぞれボディ単体の商品、レンズとセットになったキット商品どちらも対象)
また、アプリ機能も健在で、今回のモデルに合わせてというわけでもないでしょうが「レンズ補正」というアプリがリリースされるとのこと。
マウントアダプターでもアプリで手動補正ができるそうで、倍率色収差などはパソコンでやったほうがやりやすいのでは?という気もしますけど、あえて歪曲収差を逆補正してオールドレンズ風味を強めるといった使い方もできそうです。
そんなオールドレンズ遊びを提唱しつつも、新しい標準域ズームレンズも2本追加されています。
SONY銘の「E PZ 18-105mm F4 G OSS」とCarl Zeiss銘の「Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS」がそれで、開放F値や焦点域がえらくカブってるなぁというのが正直な感想ですけど、NEX登場当初からしばらく寂しい状態だったレンズラインナップもかなり層が厚くなりました。
価格差を見るとついCarl Zeissに目が行きがちですが、SONY Gのほうは動画への適応性の高さで差別化しているようです。
またどちらもレンズ内手ぶれ補正を搭載していますが、先日噂をあげたα-3000も海外発表されたようですし、上位モデルには本体内手ぶれ補正も検討して欲しいところです。
マウントアダプタを活かす上でも有用ですし、NEXの少し弱めなダストリダクションの部分を補強できるのではないかと。
効きはそれほど強力なものでなくて補助的なもので良いと思いますし、技術的にはややこしくなりそうですけど、レンズ側の手ぶれ補正機能と併用して効果が高まるような仕掛けができれば面白そうかな。
今回のNEXにかぎらず、デジタルカメラとしての成長はちょっと一段落してきているような印象がありますが、そういう時期だからこそ、次の大きな一手に向けての動きにも期待したいところです。