ピンぼけ写真を救済してくれるPhotoshop用プラグイン「Topaz Infocus」を試してみました。
昔から手ぶれの電子補正ソフトは結構ありますが、ピンぼけ補正というのはちょっと珍しいかも。
まぁ1枚の写真からピントや被写界深度を自在に操るというのは理論的にもちょっと無理がありますけどね。
ただ、エッジを活かしたシャープネス処理として考えれば、軽微なボケやブレをほどよくくっきりさせることは可能なのかなぁと。
このTopaz Infocusもそうした微細なぼけをシャープに仕上げるツールとして考えられていると感じました。
また、よく使われるアンシャープマスクと比べるとエッジの不自然さが少ない傾向で、カメラや現像処理のシャープネス処理との競合も少ない印象です。
細かい理屈はともかく、実際の適用例を貼ってみます。
少し前にRICOH GXRで撮った夜景から等倍で切り出したものです。
左が撮って出し、右がInfocusを適用したものです。
フォト蔵で等倍画像を見ていただくと、さらによくわかるかと思いますが、エッジがくっきりとしつつ、ざわざわとした不自然な輪郭はあまり出ていないのが好印象です。
もちろん、効果を強めれば不自然さは高まりますが、調整項目も多いので、そのあたりのさじ加減もお手のものです。
本来なら撮影時点でボケやブレ無しなのがベストですが、ここぞという時に失敗してしまうことも多々あることです。
そうした場面を救ってくれるのは助かりますよね。
30日体験版もありますし、ダウンロード購入だと$29.99とわりと安めなので、まずは試してみるのも良いかと思います。