MacBSの日常生活的日記

ホノカアボーイ

先日は、映画「ホノカアボーイ」を観ました。

ホノカアボーイ [DVD]
高崎卓馬
ポニーキャニオン 2009-09-16

by G-Tools

映画に登場する料理を高山なおみさんが監修されていらっしゃるので、
紗羅の希望だったんですよね。
もちろん、私もハワイは好きなので、楽しみにしていました。

ハワイと書いた通り、舞台はハワイ島北部のホノカア村という
日系人が多く住む静かな村が舞台です。
日系人が多いのは、映画の設定なのかどうかはわかりませんが、ハワイ自体、
結構多いみたいですね。

主人公は付き合ってた彼女と別れた後、大学を休学にして、村唯一の
映画館の技師見習いをしている青年と、イタズラ好きな日系のおばあさん
「ビー」です。

最初はハワイの時間の流れに乗れなくて、少し違和感を感じますが、
ビーが登場したあたりからは、すっかりハワイの風に馴染んできました。
若い人も主人公をはじめ、何人も登場するのですが、主役はやはり
熟練パワーの素晴らしい存在感です。
ユーモラスな展開の中に人生の悲哀もこもっていて、いつまでも
子供のようなキラメキを胸に秘めているような素敵な人々がそこには
ありました。

私が気に入ったのはやっぱりなんといってもビーを演じる倍賞さんかな。
上品なんだけど純粋で、キュートという言葉が年老いてもぴったり
当てはまるような素敵な存在です。
あと、喜味こいしさんが演じるおじいちゃんも重要な役どころかな。

そして、高山なおみさんの料理もビーが作る料理として、ふんだんに
登場してきます。
これがホノカアの愛情とスローな時の流れを表現するのに、とても重要な
役割を果たしてくれていますね。

あと、おまけですが、この映画にもカメラが何度か登場してきます。
料理をSX-70で撮影していますし、記念写真はリコーのオートハーフで
撮っていました。
このチョイスも映画の雰囲気にはピッタリでした。

ストーリーはほんわかしつつも、ちょっとキュンとなる悲しさが残る
せつないところもありますが、なぜだか心は温かくなる、素敵な映画でした。

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