半透過なハーフミラーというのは良く見かけますが、通電によって透過率を
極端に変化させられる「調光ミラーフィルム」というのが開発されているそうで。
数ボルトの電圧をかけると、鏡になったり、透明なガラスの状態になったりするとのこと。
フィルム部分は厚さ100μmだそうですから、EOS-1N RSなどで使われているペリクルミラー
と似たような厚みですね。
Canon EOS-1N RS + Ni-cdパック/チャージャー set《中古カメラ》
これを使えば、ミラーアップせずにライブビューが実現できる可能性があるわけですね。
まぁ、ペリクルミラーを使っても良いのですが、どうしても暗くなってしまいますからねぇ。
ただ、現状はまだまだ実用にできない問題があるようで、まず透明状態での透過率が
40%程度と低い点です。
これだと、むしろ鏡の状態をCCDへのスルー画としたほうが良いですね。
さらに、透明に変化するまでに約15秒、鏡になるまで10秒程度と、反応速度も
遅いです。
やっぱり化学反応のようなものだから、ある程度、時間はかかるんでしょうねぇ。
寿命もまだ約4000回くらいの耐久度みたいですけど、状態を変化させたら通電
しておかなくても状態を維持できる、っていうのは魅力的です。
まだまだ発展途上な技術かもしれませんが、今後改良されれば、一眼レフの構造に
活用されるかもしれませんね。
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