SHARPの40インチフルハイビジョン液晶テレビ「LC-40H30」を導入して、真っ先にOlasonicのTW-D6TVを導入していましたが、別のところで使っていたTW-D77OPTと入れ替えてみることにしました。
LC-40H30はARC(オーディオリターンチャンネル)対応のHDMIがあるので本来ならTW-D9HDMがベストなのでしょうけど、HDMI端子がそもそも2つしかないですし、光デジタル出力もないので、TW-D6TVで十分かなと最初は思っていました。
しかしやっぱり交換してみると、TW-D77OPTのほうがより映像を楽しめるサウンドになってくれます。
近日中にラックを自作しようと思いつつ、仮設置の状態が続いているのでテレビも含めた高さがちょっと低く、セッティング直後、立ったまま聴いた時はなんとなく中域が弱いような気がしたのですが、耳の高さから30〜50cm以内であれば映像との調和も素晴らしいものになります。
贅沢を言えば、上下角の調整機構が付いてたりするとなお良いのかもしれませんが、そこは足元のスタンドなどで工夫しても良いでしょう。
アンプが別になってるのもスペース的に配置しづらいのではないか?と邪推していましたが、全くそんなことはなく、テレビの下にうまく収まり、使い勝手も上々です。
あえて気になる点とすれば、リモコンがないとバスブーストとオートパワーオフの設定ができないのがやや難点で、特にオートパワーオフは最初からオンの設定だとうれしいかなと思います。
さて、それでテレビを数日間観てみましたが、いちばん感じるのは映像と音像の位置がしっかりシンクするという点です。
元々、定位が素晴らしいタマゴ型スピーカーですが、画面の大きさもこのくらいになってくると視野の左右に広がりが出てきますし、音声が良くなることで、映像まで心なしか立体感や実在感が高まったように感じられます。
40インチ程度ではTW-D6TVでも中抜けすることはありませんでしたが、これが境目くらいで、これより大きい場合はTW-D77OPTあるいはTW-D9HDMがオススメでしょう。
また、せっかくの広がりを楽しむにはあまり離れすぎずに観たいところで、その点では4Kのほうがさらにメリットは大きいのではないかと思いました。
ちなみにBlu-rayで映画を観る場合、TW-D6TVだと繋ぎ変えて手持ちのオーディオセットのほうで鳴らしていたのですが、TW-D77OPTならこのままでもいけそうです。
ただ、リビングはわりと広めで、ソファまで結構距離があることもあり、TW-D77OPTのアンプだと若干、パワー不足を感じるところがありました。
ここもTW-D9HDMでは強化されていますが、どうもTW-D77OPTのアンプ自体のパワー不足というよりもヘッドフォン端子を経由してのアナログ接続が弱点になっているようにも思われます。
そういう点でも、やはりテレビとの接続方法はしっかり考慮して機種選定されることをオススメしたいところです。
とはいえ、テレビ内蔵スピーカーとはどのモデルであっても全く次元が違う世界が待っています。
まだ外部スピーカーを導入されていらっしゃらないようでしたら、予算の許す範囲でぜひ導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
(当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)