RAVPOWERのUSB充電器「RP-PC133」を導入してみました。
GaN採用ということで、オーディオ界隈でノイズが少ないと話題になっていたのと、USB-Cを使う機器が増えてきたのもあってチョイスしてみました。
とはいってもうちにはまだPD3.0対応で65Wも必要とするような機材はないんですけどね。
端子はUSB-AとUSB-Cがそれぞれ一つずつで、それまで常用していたcheeroの4ポートと比べるといろんな機材にまとめて給電というわけにはいきません。
ちなみにうちだと以下のようなケーブルが充電器に刺さっている状態でした。
USB-C(DALI IO6やSENNHEISER Momentum True Wirelessなど)
microUSB(DAP類やB&W P7 Wireless)
lightning(iPhone)
Apple Watch
上記のとおり、2つに限られますから、RAVPOWERではmicroUSBとApple Watchはお休み状態に。
USB-Cは両端がUSB-Cのケーブルを新たに調達しました。
充電動作自体はそこそこ好調ですが、USB-CでAKG Y600NCがなぜか充電を開始しないようで、PD3.0との相性が悪いのかな?
そこはSurface ProのACアダプタに装備されているUSB-A端子のほうから給電するようにしています。
大きさはかなりコンパクトで使い勝手は良好ですが、今回の目的はやはりノイズ低減です。
これが全ての指標になるわけではないですけれども、EMI Meterを使って変化の具合を観察してみました。
iPhone純正の充電器でiPhoneを充電している状態で、EMI Meterの数値はだいたい125〜128mVくらいでした。
これをRAVPOWERに変更すると117〜120mV程度なので、わずかに減少はしているものの誤差程度かも。
ちなみによく分からない出所不明なiPhone充電器のパチモノのような充電器で131mV程度です。
また、そのいずれもコンセントに装着しない状態で122〜128mVくらいだったので、RAVPOWERを装着すると僅かにノイズが減少する(?)という印象です。
たしかに誤差レベルの差でしかないのですけれども、相対的に見てRAVPOWERを挿したほうが減る傾向は僅かにありました。
コンセントに挿す時に少しバチッとノイズが出る傾向もあって、そこはgreenwaveのノイズフィルタに似ているので、内部のノイズ低減回路が関係しているのかもしれません。
ちなみにそのgreenwaveを挿してある電源タップで上記を試したので、あえて外してテストもしてみました。
その状態でRAVPOWERが283〜288mV、何も装着せずに290mVくらいです。
iPhone純正は280〜287mV程度と、やっぱり誤差レベルかなぁ。
なお、リビングで使っているcheeroからRAVPOWERに変更してみても、EMI Meterではほぼ差はありませんでした。
残念ながらこういった用途ではオーディオの音質に影響を与えるほどの変化はないようです。
PDトリガーケーブルを使って、スイッチングハブやHDDの電源に使えばまた違ってくるのでしょうけれど。
ただこれを機に出どころがやや怪しいACアダプタ類を無駄に挿してある箇所は外しまして、それによってパソコンまわりは場合によっては100mVを切るくらいの数値を示すようになったので間接的な恩恵はあったかな。
ここまで減らすとLEDシーリングライトで10mVくらい下がることも明確に分かるようになりましたし、そちらも可能ならば何か対処したいところです。
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