なんだか圧が低くなって不調のまま放置してあったsaecoのエスプレッソマシンですが、いいかげん廃棄するかどうか判断しようと分解してみました。
うちにあるのはsuper ideaという当時の廉価モデルで、saeco自体は今も一応国内販売されていますが、以前のような民生用の普及価格帯のはなく、いちばん安いモデルでも国内正規品は10万円超えです。
それもあってなんとか修理したいというのもありました。
分解方法を解説したページはほとんどなかったですが、海外に交換パーツのページがあったので、それを参考にしました。
ただ意外と簡単で、底面に一本だけあるプラスネジを外して、あとは周囲の爪をはずしていけば内部にアクセスできます。
開けてみると内部は全く問題なく、気になっていた水回りもゴムチューブで完結しているので、内部の清掃と酢を入れた水で洗浄しただけで済みました。
調子が悪かったのは本体ではなく、コーヒー粉を入れるグリップ状のポルタフィルターと呼ばれる部分でした。
そこでこれを分解して内部のクレマエンハンサーを清掃したらバッチリ復活です。
復活したところでエスプレッソをいれてみると懐かしのクレマも復活しました。
ただ、最近はすっかりBIALETTIのモカエキスプレスに慣れてしまっていて「薄い」と感じてしまいますね。
お味はビアレッティのように濃さ一辺倒ではなく、コーヒー自体の持つ甘さも引き出していて旨味が高いですけど。
本来ならポルタフィルター自体を交換したいところですが、当のサエコは10年以上前のモデルはサポート終了していますし、国内で扱ってる店もなさそうです。
スターバックスが以前売ってたものも同じポルタフィルターのようですし、最近はフィリップスがsaeco銘で出してるモデルもあって似てそうですが、微妙に引っ掛け位置とかが違う可能性もありますしねぇ。
そもそもポルタフィルターだけでも1万円近かったりしますから、やっぱり大事に清掃しながら使うのが良いのかもしれません。