急に暑い季節になってきましたし、いろいろ熱を出しがちな機材も多いのでそれを冷却する目的でUSBから電源を取るタイプのDCファンを入手してみました。
似たような製品は結構いろいろ出回っていますが、候補としては12cmでそこそこ静かなもの、そして個々のファンを個別に給電、回転数調整できるものが良いなとなって、upHereのを選びました。
結構多いのが2個が連結されていて、ひとつのUSB端子から給電するようになってるんですよね。
その点、こちらはそれぞれ個別で、さらに親切なことにUSBの分岐ケーブルも付属しているのでそれに接続すれば1つのUSB電源アダプタで電源を賄えます。
回転数調整は弱中強の3段階でそこまで動作音は大きく変化しませんけど、やっぱり個別に調整できるのは便利です。
保護用の網も両面用に付属していて、ゴム脚もあるので直置きも可能です。
DCケーブルは気をつけないと断線しそうな加工ですけど、そこはまあただのDCファンを流用した作りでしょうから仕方ないでしょう。
まずはKRELLのパワーアンプ「KSA-100」の冷却を補助するために使ってみました。
厚さが結構あるのとパワーアンプの底面を持ち上げていたインシュレーターが地震で外れたので、ノーマルのゴム脚だけでは底にファンを潜り込ませるのは無理でした。
上に置いてみたり、横の通気孔や前に置いたりしましたが、放熱板の底の温度が明らかに変わるほど冷えるというほどではありません。
どちらかというと風を循環させて熱がこもらないようにするのに良いでしょう。
そもそも付いているACファンをまるっと置き換えることも考えましたが、なにかの不具合で気づかないうちにファンが止まると大変ですし、DCケーブルを外に取り出すような穴もなく、かといって中にUSBアダプタを入れるのはちょっと…なので今のところは補助的に使うので良いでしょう。
そもそも夏はAB級のAccuphaseに戻す感じになるのかな。
Mac Proも作業をしているとかなり熱くなるので、こっちでも試してみました。
CPUやGPUの温度を確かめるためにFannyをインストールして確認しましたが、こちらも目に見えて温度が下がるとまではいかないようです。
Mac Proの上面に置いてみたりしましたが、上を塞ぐとかえって排熱が悪くなったりですし、こっちも周りから扇風機みたいに冷やしたほうが安心かもしれません。
ただ本格的な夏に向けては熱暴走や故障を防ぐのに大事な役割を果たしてくれそうです。
お値段もそんなに高くないしUSB充電器やモバイルバッテリからの給電もできますから、ハンディファンのような使い方でも便利かなと思います。