田中長徳さんの「ライカを買う理由」という本を、このところ
寝室で読んでいます。
ライカを買う理由 田中 長徳 東京書籍 2004-03 by G-Tools |
私のライカ経験は、ライカM6とライカR4の2台だけです。
M6はポピュラーなものの、古くからのライカファンにはあまり
好印象ではない機種ですし、R4にいたってはミノルタベースの
一眼レフですから、ライカに詳しいとは、とてもいえません。
私から見た「ライカを買う理由」は、カメラの信頼性の高さとレンズの
芸術的な描写力の高さでしょうか。
なんだかんだいっても、レンジファインダー機の品質は非常に高い
ものがあると思います。
ある意味、一番不人気なM6でさえ、BESSA RやCanonの各機種と
比べると、操作性も良いし、動作が各所スムーズで、使っていて
気持ちの良いものです。
まぁ、いざ修理となると、お値段がかかるのは難点ですけれど。(^^;
レンズについては、光学特性とはまた違った観点から、奥深い
描写をしてくれるレンズが、ほんとに多いと感じます。
とりわけ、ボケのにじみ具合が好みのものが多いんですよね。
ステータス的な面もあったり、ブランドイメージが先行しがちな
ところは否めませんが、触れているだけでも楽しい、撮って
仕上がりを見てまた楽しい、そんなカメラは、そうそうあるものでは
ないのは確かだと思います。
まだまだ手が届かないお値段なのも確かですが、M6あたりなら
結構チャレンジできる価格帯から見つけられます。
扱い方も普通のカメラと同じ感覚で使えますし、ついつい新しい
デジタルカメラが欲しくなってしまう新しもの好きな方も、
腰を据えて使うカメラとして、まずはその感触を確かめに
中古カメラ店に足を運んでみるのも良いのではないでしょうか。