• 2010月

    ロモグラフィーから中判フィルムカメラの新製品「Belair X 6-12」が12月に発売予定だそうで。

    この時期にフィルムカメラのニューモデルが出るというのはすごいことです。
    ロモというとトイカメラの印象が強いですが、今回の製品もその外観のかわいさを受け継ぎつつ、LC-Aの中判バージョンという感じを目指しているのかな、という感じです。
    デザインとしては蛇腹を使った、昔ながらのスプリングカメラです。

    また、撮影には120のブローニーフィルムを使うんですが、6×6や6×9に加えて、6×12というワイドフォーマットでの撮影も可能です。
    撮影枚数がかなり少なくなっちゃいますけどね。
    あと、今風に自動露出機能があるので、中判カメラが初めてでも馴染みやすいかも。
    ただし、シャッタースピードは1/125秒単速のようなので、過度な期待は禁物かもしれませんが。
    なお、AE用の電源はLR44が2個とのことです。

    それから、もう一つのポイントがレンズ交換式という点かな。
    90mmの標準レンズと58mmの広角レンズが付いているようで、この辺りの遊び心がロモらしい感じです。
    ピントは見た感じだとゾーンフォーカスの目測式で、絞りもF8とF16の2段くらいになってるっぽいです。

    巻き上げは当然ながら手動で、裏蓋に赤窓がちゃんとありますね。
    「多重露光撮影可」となっていますが、そもそも多重露光防止機構が付いているのかもちょっと気になります。
    その辺りも含めて楽しめる方が使うかとは思いますけどね。
    お値段的には中古のスプリングカメラのほうが安いでしょうが、出来上がりの面白さも含めて楽しむカメラかと思います。

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    Filed under: FilmPhoto
    2012/10/20 8:00 pm | 2 Comments

2 Responses

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  • straysheep Says:

    ロモグラフィーの中版フィルムカメラ、気になりますね。ゾーンフォーカスという点が気になりますが、価格を考えると仕方ないのかな。レンズ交換が出来るということのほうがメリット大きいかも...。

    中版は、「RICOHFLEX MODEL Ⅶ」など所有してますが、私のはシャッターが「1/100sec.」までしか無く、ISO400のフィルムだと絞りは最大まで絞らないと常に露光オーバーですw
    また、セルフコッキングで無いどころか、セミオートでもないので気を抜くと何度も多重露光していたりということになったりします。なので、撮影したら巻き上げと言う癖をつけるように気をつけてました。

    「Belair X 6-12」は、6×12までの対応という事はイメージサークルが大きいのでしょう。レンズを他のカメラに流用するアダプターを作るのも面白いかもですね。

  • MacBS Says:

    straysheepさん、コメントありがとうございます。

    レンズ交換できるスプリングカメラというのは過去にもそうそうなかったかと思います。
    私が記憶している限りではNew Mamiya 6あたりくらいかな。

    うちにはFranka Solida IIIやスーパーイコンタあたりがありますから、その点では絞り込む必要はありませんけど、距離計なしだとさすがに一段、余計に絞って安全にいってしまいますね。
    多重露出は自分でルールを決めてシャッターを切る直前に巻くとかにしておけば、そうそうミスらないとは思いますが、AEが付いてるとウッカリしちゃうかも。

    レンズの性能についてはロモですから、過度の期待はどうでしょう?
    作例ページを見た感じではそこそこ良い感じではありましたけどね。