ロモグラフィーから中判フィルムカメラの新製品「Belair X 6-12」が12月に発売予定だそうで。
この時期にフィルムカメラのニューモデルが出るというのはすごいことです。
ロモというとトイカメラの印象が強いですが、今回の製品もその外観のかわいさを受け継ぎつつ、LC-Aの中判バージョンという感じを目指しているのかな、という感じです。
デザインとしては蛇腹を使った、昔ながらのスプリングカメラです。
また、撮影には120のブローニーフィルムを使うんですが、6×6や6×9に加えて、6×12というワイドフォーマットでの撮影も可能です。
撮影枚数がかなり少なくなっちゃいますけどね。
あと、今風に自動露出機能があるので、中判カメラが初めてでも馴染みやすいかも。
ただし、シャッタースピードは1/125秒単速のようなので、過度な期待は禁物かもしれませんが。
なお、AE用の電源はLR44が2個とのことです。
それから、もう一つのポイントがレンズ交換式という点かな。
90mmの標準レンズと58mmの広角レンズが付いているようで、この辺りの遊び心がロモらしい感じです。
ピントは見た感じだとゾーンフォーカスの目測式で、絞りもF8とF16の2段くらいになってるっぽいです。
巻き上げは当然ながら手動で、裏蓋に赤窓がちゃんとありますね。
「多重露光撮影可」となっていますが、そもそも多重露光防止機構が付いているのかもちょっと気になります。
その辺りも含めて楽しめる方が使うかとは思いますけどね。
お値段的には中古のスプリングカメラのほうが安いでしょうが、出来上がりの面白さも含めて楽しむカメラかと思います。