リサイクルショップで、何やら四角い箱のような正体不明の物体を
見つけました。
実画像サイズ | 433 x 640 ( 70 kB ) |
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Exif 情報 | |
モデル名 | DSLR-A700 |
ISO 感度 / 露出補正値 | 1600 / 0.0 |
露出時間/絞り | 1/60 秒 / F 3.5 |
露出補正値 | 0.0 |
焦点距離 (35mm 換算) | 50.0 mm (75 mm) |
全 Exif 情報表示… |
表が貼られていて、シャッタースピードと誤差範囲のようなものが
書かれています。
裏面に、操作のようなものも、ちらっと書かれていますが、
イマイチ詳しくはわかりません。
横には、ほんとにちっちゃなCdSのようなものが見えます。
これらを総合すると、「これはどうやらシャッタースピード測定器
なのではないかな?」と推察して、購入してきました。
電池ボックスはなく、ネジを開けると、006Pをセットするように
なっていて、回路もそれなりの感じで実装されてます。
電池をゲットしてきて試すと、バッチリ、シャッタースピードが
計測できました!
というわけで、色んなカメラで試しては遊んでます。(笑)
とりあえず、各社のカメラを調べてみると、こんな感じです。
高速シャッターの計測精度は多少怪しい面もありますが、
OHに出したカメラは、やっぱり精度が高かったりして、それなりに
信憑性のある値を出してくれてるようです。
とりわけ、Nikon F3の精度が目立ちます。
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OH済みでゲットしたものなので、やっぱりオーバーホールは
大事なのだなぁと感じました。
ちなみに、シャッター幕のうしろのフィルムレールに、この機械を
圧着させておき、前からライトを照らして計測する必要があるので、
デジタルカメラでは使えませんので、あしからず。(^^;
自作できるという強者の方は、下のサイトなどに回路図が結構
流通してるので、参考にして作成されてみると良いかもしれません。
http://www.geocities.jp/leitz_house/electronics/shutter_tester.html
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8 Responses
7月 22nd, 2008 at 11:52 PM
バルナックも使えないですね(笑)
これって縦走りもだめなんですよね?
7月 23rd, 2008 at 12:20 AM
お早うございます。
非常に面白そうな機材ですね~。やっぱりメーカーがきちんとやる整備
と言うのはたいしたもんですねって、当たり前ですよね。
拙宅にあった初代LXは、サービスセンターでシャッター速度を実測して
貰った事があります。その時は1/2000秒が少し遅めに調整してあると
言う事でした。詳細はすっかり忘れましたが、他は十分に合っていたと
記憶しています。
それにしてもメカ物を精度よくコントロールするのは大変ですね。
7月 23rd, 2008 at 5:31 AM
SKY ONEさん、コメントありがとうございます。
バルナックでも、タナックは測れましたよ。(笑)
縦走りは問題なく計測できます。
レンズシャッターでも問題ありません。
ただ、AE専用機は厳しいですし、
実はNikon F3のようにフィルム蓋の開放状態を
検知しちゃう機種も面倒です。
7月 23rd, 2008 at 5:37 AM
shigechanさん、コメントありがとうございます。
この機材、以前は駒村商会さんが取り扱ってた
らしいです。
ちなみに、表中ではCanon F-1前期のみ、自前で
勘調整したものです。
どうやら幕速が全般に遅いようですから、
調整してあげようと思っています。
1/2000秒が少し遅めにされてるのは、機械式の場合、
温度差で差異が生じるので、幕が開かないよりは
開いてオーバー気味になるほうが良いから、だったかと。
機械式で精度を出すのは大変ですよね。
メカニカルで完璧な精度が出せるのは1/1000秒が
限度なのかもしれません。
まぁ、この測定器の精度もそんなものでしょうけれど。
7月 23rd, 2008 at 11:56 AM
今日は。
高速側のメカシャッター調整の件は了解です。特にLXのメカシャッター
は-30℃まで動作保証していましたからね。潤滑油の選択や各パーツの
膨張率などを鑑み、調整していたんだろうと思います。
その機材はなかなかのヒットではないでしょうか?
7月 23rd, 2008 at 8:41 PM
shigechanさん、コメントありがとうございます。
正直、シャッタースピードテスターは自作しようかと
思っていたくらいだったので、大満足です。
おまけにお値段も言えないくらい安かったですし。
横走りで1/2000秒っていうのは、限界に違いものが
あるのでしょうね。
ちなみに、タナックなどは、さんざんな結果に
なってました。
バルナックなどは本機で使うなら、OHは必須でしょうね。
12月 30th, 2008 at 8:11 AM
私は、このシャッターテスターを持っており、10年位前に35ミリカメラから大判レンズのシャッターまで測定したことがあります。このテスターの精度を確かめたくて、ニコンに知り合いがいたので、この人を通じてニコンのサービスセンターに持ち込み、サービスセンターで使用しているJIS規格のテスターと精度の比較をしました。非常に精度が高く、ほぼ同等の値がでました。ニコンのサービスセンターの技術の方(課長さんが実際に両方のテスターを操作)も非常に驚き、出張サービスの時は使いたい位だ、とのコメントを頂ました。
なお、実際の測定に関しては、ただ適当に測定するのではなく、JISの規格があるので、それを参考にされたらと、思います。1/60以下のスローシャッターと1/125以上のハイスピードでは許容誤差範囲が違います。スローの方は1/3絞り分、ハイの方は1/2絞り分以内の誤差は許容範囲となっております。また、JIS規格では5回連続でシャッターを切った内の最大値と最小値を除外して、3回の平均値が測定値となります。私の場合は10回切った内の最大値と最小値を除外して、8回の平均としました。また、大判レンズの測定もしたので、メーターのケースに付いている換算表は-1絞り、1/2絞り、+1絞りでは不足なので、計算し直して、-1、1/3、1/2、2/3、+1絞りの表を作成した。これにより、シャッター速度による露出のバラつきが1/3絞り分の確認が出来る。
更に、連続でシャッターを切った場合の最大値と最小値のバラつき、隣合わせの速度とのバラつき、例えば1/60秒と1/125秒の間が正しく1絞り分の露光量になっているのかも、大切な要素となります。JIS規格では、このような事も制定されています。因にフォーカルプレーンシャッターの測定では、JIS規格では、センサーの数は左右と中央の3個で測定することが規定されております。
12月 30th, 2008 at 10:29 AM
tonndennさん、コメントありがとうございます。
テスター自体の精度があやしかったら、と思っておりましたが、
かなり信頼できるようで安心しました。
JIS規格、かなり細かく指定されているのですね。
最大値と最小値を除外するのは、大学の頃の実験で良くやりました。
。
同様の製品が出れば、今でも人気になると思うのですけどね。