エイ出版社のフィルムカメラ系ムック「CAMERA magazine」の最新刊、No.19が5/10に発売になるそうで。
今回の特集は「いま使いたい! 最高のフィルムカメラ」ということで、表紙はやっぱりこれという感じでLeica M2が飾っています。
なお、レンズはNOKTON 50mm F1.5 Aspherical VMが装着されていて、これはもうすぐ発売の新しいレンズとのこと。
私が以前持っていたLマウントのノクトンのレンズ構成をベースにしたものだそうで、外観は元祖フォクトレンダーのプロミネント用(一部Lマウントも出てたみたい)にソックリになってます。
コシナさんのレンズは大変優秀だと思うのですけど、デザインだけ懐古主義的な製品がちょっと最近増えてきた印象なのが残念かな。
それはさておき、特集のほうの中身に「テーマ別フィルムカメラ ベスト5」という記載が。
どういう「テーマ別」なのかは本誌が出てみないとわかりませんけど、私が今まで使ったことのあるカメラに限定した私的ベスト5でも挙げてみようかと。
MINOLTA X-1
Nikon S2
OLYMPUS PEN FT
PENTAX LX
Rollei 35
ベスト5と言いながら順位付けはしてないんですけど、おそらく本誌に入ってくるカメラとはだいぶ違うチョイスになっていそうです。
ミノルタのX-1がおそらく特に異質でしょうが、これはホントに良いモデルでした。
入手性が良くないのが難点ですが、XEもかなり近いですし、これをベースにしたLeica R3に通じる「大柄だけど扱いやすい」デザインも好きです。
Nikon S2はいわゆるライカ系ではなくてコンタックスの血筋となるモデルですが、今のニコンの原型を感じるものですし、丁寧な作りが良かったですね。
PEN FTはハーフカメラということでパシャパシャ撮れる気楽さと、レンズ交換も楽しめる奥深さ、そしてコンパクトなサイズが良くて今でもいちばん出番が多いフィルムカメラの一つです。
PENTAX LXもミノルタのX-1に通じるものがあって、どちらもニコンやキヤノンのプロ機に対抗しつつ、それぞれのメーカーの色を残してるところが面白いですし、LXのファインダーのキレイさはこれまた特筆ものです。
ローライ35についてはとにかく持ち出しやすい、というところに尽きます。
最近はどうあがいてもデジタルカメラのほうが主体になるわけで、サブで気楽にカメラバッグや時にはビジネスバッグに入れられるとなると選択肢が限られますからね。
同じ路線だとCONTAX TやRICOH GR1シリーズ、ミノルタのTC-1(これはまだ使ったことがないけれど)あたりも今の時代だからこそオススメできるモデルでしょう。
というわけで表紙から勝手に膨らませて書いちゃいましたが、本誌ではもっと一般的な記事が満載かと。
いつも書いてますが、素敵な写真もたくさん載ってるので、マンネリになりがちな日常写真への刺激にも良い一冊かと思います。