本屋さんで「I Love クラシックカメラ ~はじめてのフィルムカメラ修理」というムックを見つけました。
クラシックカメラ好きもそこそこレアな趣味ではありますが、さらに修理に充填を置いた本が今から出版されて成り立つのか?と、正直ちょっと心配になりました。
ちなみに最近傾倒気味の腕時計はこうしたムックが少なく、せいぜい現行商品の一覧とお手入れ方法とか、中古ショップの紹介、ブランドの歴史などです。
フィルムカメラでも普通はそういう内容のものが多いですよね。
で、今回の本は自分で修理、メンテナンスができるようにと、構造がわりとシンプルな機種に限定して、かなり細かく解説してありました。
具体的な機種はオリンパスのTrip35、リコーフレックス、それにM42レンズが載っていて、確かに良い選択だなと思います。
トイデジ的な色合いも「わざとピントを外す」といったような使い方を紹介するなど、女性の著者らしいところもありましたが、全般にはかなり硬派な内容です。
これがぴったりツボにはまる人は少ないかもしれませんが、同じモデルでなくても修理の道には通じるものがあるかと。
逆にこの本のおかげでTrip35のお値段が高騰したりするんじゃないかとも思ってみたりした次第でした。