CESで新しいデジカメがたくさん発表されて盛り上がる中、銀塩カメラ好きにはかなり寂しいニュースが出ています。
フィルムの雄、イーストマン・コダックのフィルム部門が消滅するんだそうで。
Kodakも一応デジカメをやっていますが、いまいちブームに乗りきれず、会社自体の存続が危ぶまれていますから、感傷に浸っている場合ではないのでしょうけれど、それにしても現実は寂しいものです。
法人部門とコンシューマ部門に分割されるそうですが、プロからもアマチュアからもニーズがないのだから、仕方ないですね。
問題はKodakが手放すであろうフィルム製造設備がどうなるか、でしょうか。
Polaroidの場合はImpossible Projectでなんとか引き継がれましたが、あれは代替がなかったからこそ、とも言えますからねぇ。
中国や東欧系のメーカーあたりがひとつでも引き継いでくれたらなぁ。
ちなみにモノクロは富士フイルム、イルフォード、フォマ、マコ、フェラニア、ラッキーなどがあります。
カラーネガ、さらにリバーサルとなると、ますます選択肢は少なくなります。
あとは富士フイルム次第かもしれませんが、こちらもかなり厳しいことは間違いないでしょう。
デジタルデータをモノクロフィルムで長期保存する「ETERNA-RDS」といった活路も見い出そうとしていますが、確かにこの保存方法は非常に良いものですが、数が出るものでもないでしょうし…。
私にできるのはやっぱり、まだ使えるフィルムを使って写真を撮ることかな。
残ってるKodakフィルムを買っておくというのも考えましたが、手持ちも結構ありますしね。
気負っても仕方ないので、まずはフィルムの入ってるカメラから始めようかな。
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6 Responses
1月 12th, 2012 at 11:02 PM
Kodakのフィルム事業撤退は寂しいですね。私は、基本Kodak派(特にモノクロ)だったのなおさら...。
F2 PhotomicやRollei 35RFで銀塩回帰を目論んでいる(現在進行形)だけにフィルムの選択肢が減るのは寂しいです。デジタルは気軽ですが、銀塩は同じレンズでもフィルムを変えると発色が変わって面白いです。
1月 12th, 2012 at 11:47 PM
これだと他部門に吸収されるだけみたいですけど、どうなんでしょうね
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE80A01820120111
1月 13th, 2012 at 7:40 PM
straysheepさん、コメントありがとうございます。
まだ公式に撤退が確定したわけではなさそうです。
ただ、会社自体が危うい状態で継続できそうにはないですけどね。
私たちにできるのはとにかくフィルムを消費することでしょうね。
1月 13th, 2012 at 7:52 PM
先日のニュースでKodakが危ないの記事を目にしました。
デジタルにも乗り遅れた感があり、フィルムの行く末を案じていましたが、やっぱりという結果ですね。
時代の流れに乗れない現実は、すぐに跳ね返ってくるようで
残念です。今のうちにフィルムを買っておくしか無いでしょう。
1月 13th, 2012 at 9:08 PM
SKY ONEさん、コメントありがとうございます。
少なくとも公式に撤退確定というわけではないようですね。
ただ、フィルム単独では赤字間違いなしでしょうしねぇ。
せめてどこかに工場を委譲してもらえると良いのですが…。
1月 13th, 2012 at 9:13 PM
とめさん、コメントありがとうございます。
フィルムが足を引っ張った部分もあるでしょうが、Kodak全体の問題でもありそうです。
画像周りの特許はかなり持ってるので、それがうまく売れれば細々とは続けていけるかもしれませんが。
フィルムはまだ富士フイルムが作ってくれていますし、Kodakを押さえ買いするのも良いですが、各メーカーをコンスタントに使っていこうと思っています。