お盆だからというわけでもないのですが、たまには和菓子をということで「くらや」さんの和菓子を買ってきました。
ここのお店は最中が有名で、その他にも落雁っぽいものが季節的に多かったですが、私はくず桜と鹿ノ子を選んでみました。
くず桜は葛まんじゅうを桜の葉に包んだものですが、これには父親のちょっとした逸話があるんですよね。
父が若い頃、和菓子屋さんに食材を卸していたことがあって、ある和菓子屋さんで季節的に売れ残ってしまった塩漬けの桜の葉があって、それをうまく使った和菓子はないかと相談されたんだそうです。
素人考えで「季節的にちょうど良い葛まんじゅうを桜の葉で包んでみたら?」と提案したんだそうで、それから「くず桜」がそこの定番になったんだとか。
まさかそれが発祥ではないでしょうけど、たしかに季節的にはミスマッチな組み合わせですよね。
そして最中が美味しいお店ならやっぱり、ということで選んだのが鹿ノ子。
どちらもコーヒーといっしょにいただきましたが、あんことコーヒーって意外と相性が良いですよね。
実は私、小さい頃はあんこが苦手で、お盆などに遠い親戚の家に行って「子どもは甘いものが良いだろう」と、ぼた餅が出てきて泣いちゃったのを覚えています。
今はむしろ餡は好きなくらいですが、今でも外側があんこのぼた餅は、他人の家のは苦手だったりするのはその名残りかな。
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