「ピアニスト~フジ子・ヘミング」
この方のピアノを聴いたのは、テレビでだった。
フジ子さんは、ピアニストが弾いても難しく、
難曲だと言われる、【ラ・カンパネラ】をピアノで、
奏でていらっしゃった。
聴いていて驚いた。
深い、ひとつひとつの音。
感情が、音からあふれ出ていた。
久しぶりに、夢中になって聴いていた。
こんな音がでるなんて・・・。
この音を出すまでに、色々な経験があったのだろう。
いままで、何人かの方の音で感動したけれど、
心底、引き込まれるのは、初めてで・・・・。
ドキドキして、自分の中で、壁にあたっていて、悩んでいた
ピアノの音・・・。
フジ子さんの音を聴くことで、少し壁の向こう側が、
見えてきた気がした。
それから、私の奏でるピアノを音・・・。
自分でも思うけれど、変わったと思う。
その後、私は、チャレンジすることにした。
少し、中断していたんだけど、また、
【ラ・カンパネラ】を少しずつ練習し始めたのである。
本当に難しくて、長い時間がかかると思う。
でも、自分の手で弾いてみたいから。
頑張るよ。