0-Essay

-- last update 2003.02.23 --

私のお気に入りの唄の説明や、
本に関するエッセイ、
そして、きになることわざを
書いていきます。


ことわざ<No.5> ことわざ<No.6>
ことわざ<No.3> ことわざ<No.4>
ことわざ<No.1> ことわざ<No.2>
うた<No.1> うた<No.2>


「山高きが故に貴からず 」
やまたかきがゆえにたっとからず と読む。
見た目が立派であっても、
中身がしっかりしていなければ、
本当に価値があるとは言えないという事。
見かけよりも中身が大切であるという事。
山はただ高いからといって価値がある
わけではないということから。
出展は、実語教
同意語、山高きが故に貴からず樹有るを
以て貴しと為す



「二兎を追う者は一兎をも得ず」
欲張って、1度に2つのことをしようと
すると、どちらもうまくいかないということ。
また、同時に2つの違ったことをしようと
すれば、どちらも成功しないことの例え。
2匹の兎を同時に捕まえようと欲ばると、
1匹も捕まらないということから。


「無い袖は振れぬ」
相手に対して、何かをしてあげたくても
自分に無い物は出せないと言う意味。
出典:世話尽


「焼き餅焼くとて手を焼くな」
他人をうらやんだり妬んだりすると結局は
自分に災いが降る事になるので適度に
しなければならないという事。


「猫に小判」
物の価値がわからない者に高価な物を
与えても無駄である事のたとえ。


「才子、才に倒れる」
自分の知識に自信を持ちすぎて
かえって失敗することです。


ひとはいさ
  心もしらずふるさとは
  花ぞ昔の香ににほひける


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著者・紀貫之(きのつらゆき) 868〜945
        (平安時代を代表する歌人。「古今集」の撰者の一人。
        土佐日記の作者。三十六歌仙のひとり。)

出展・古今和歌集第一(百人一首にも入っている)

意味・宿の主人の心は変ったかも知れないが、
         故郷の梅の花の香りは昔と
         同じように咲き匂い、
         私を迎えてくれている。




ひさかたの、天道(あまぢ)は遠し、
  なほなほに、家に帰りて、業(なり)を
  為(し)まさに

原文: 比佐迦多能 阿麻遅波等保斯 奈保々々尓
         伊弊尓可弊利提 奈利乎斯麻佐尓

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著者・山上憶良(やまのうえのおくら)

出展・万葉集

意味・天への道は遠いのだから、
        素直に家に戻って、
        自分がなすべき事をちゃんとやりなさい。





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