ITmediaに『「Mac OS Xは安全」神話に根拠なし?』という記事が。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0406/25/news018.html
Secuniaによれば、2003~04年にMac OS Xに出されたアドバイザリーは36件。
対して、Windows XPは46件だったとか。
問題の重要度などを考慮すると、
Mac OS Xは安全とは言えないという論法なわけで。
確かに、Windowsは、その普及率ゆえに脆弱性を突くウィルスなどが多く、
攻撃されやすい立場にあるとは、言えるのかもしれません。
「Macだから安心」と思ってしまうのは、危険だとは思います。
でも、多少、考慮がもれている点もあるんじゃないかなぁと。
まず、今回のアドバイザリーの期間は2003~04年。
Windows XPは2001年11月あたりに出て、
初期段階で大量の脆弱性が発見されたように思います。
対して、Mac OS X も2001年3月に出ていて、
ここ最近までは、あまり大きな脆弱性はなかったように思います。
それに、OS自体も10.1~10.3まで3回もバージョンアップしています。
セキュリティアップデートに明け暮れてたXPと
同じ基準で判断するのもどうかと…。
また、Windows XPには、IEやOutlookという
「OSに統合された」ソフトウェアが付属してまして、
これまた脆弱性たっぷりな存在なわけでして…。
Mac OS XにもSafariやMailがありますが、
こちらにはあまりセキュリティーホールは見つかってません。
私の個人的な意見としては、
「Mac OS Xが安全だと過信するのは良くない。
が、だからといって、Windowsと同等とは思えない。」
といったところでしょうか。