Mac好きの方でも、アップルの医療関係サイト「Apple Medical」というのが
あるのをご存じの方は、意外に少ないかと。
http://www.apple.com/jp/medical/
「お医者さんにはMacユーザーの方が多い」というのは結構有名でしたけど、
最近は一概にそうでもないみたいです。
特に大きい病院では、電子カルテなどが導入されてて、Windowsで運用されてる
ところが多いですし。
そんなこともあってか、Appleは医療関係に力を入れようと思ってるのかも。
そんな中、知る人ぞ知る、素晴らしいフリーソフトが、実はMac用に存在します。
それが「Apple Medical」でも紹介されている「OsiriX」です。
CTやMRIの画像を扱うソフトとあって、一般には馴染みが薄いと思いますが、
このソフトのためにMacを導入するお医者さんもいらっしゃるほどなんですよ。
CTなどで一般的な画像形式「DICOM」の表示はもちろんのこと、
ボリュームレンダリングを使った3D表示や、QuickTimeを使った動画、
さらにはiPodと連携してのデータ管理やiChat AVを使った遠隔診断にも
対応という、優れものです。
そんな特殊なソフトをここで取り上げたのは、実はIntel Macとの兼ね合い。
今はプラットフォームが違う関係で、OsiriXを使いたくても、そのためだけに
Macを導入しないといけないわけです。
でも、もしIntel MacでWindowsも動作するなら、電子カルテなどの
業務システムとOsiriXを同じマシンで動作させることができるように
なるのではないかと。
そんなところからも、Macがシェアを広げていく機会があるのではないかなぁと
思った次第です。