Macで音楽を聴くというと、もはや99%の方がiTunesを使用されて
いらっしゃるのではないかと。
非常に良くできたソフトではあるのですが、音質面だけで考えれば
エンコーダやデコーダの質は今一歩な部分もまだまだあります。
エンコーダに関してはLAMEなどもあって、結構いろんなサイト様で
紹介されていますから、ここでは置いておくとして、再生ソフトを
調べてみることにしました。
私が以前から音質面で注目しているのはCogというソフトです。
しかし、使い勝手の面ではかなり貧弱ですし、もっとほかにもあるんじゃ
ないかなぁと調べてみました。
すると、「Play」というソフトが音が良いとの評判が。
エンコーダとして定評のあるMaxと同じ開発元なんですね。
ロスレスフォーマットのサポートも多いですし、既存のMP3やAACでも
内部処理により高音質が配慮されているようです。
それに、Cogよりは使いやすいUIみたいですしね。
実際にいくつかの曲を再生してみると、ピアノやボーカルなどの音の純度が
明らかにiTunesよりも高いです。
イコライザなどが標準ではバイパスされていますから、そのあたりも
音質に与える影響が大きいのかも。
アドインでエフェクトも使えますが、これを入れると音質はだいぶ
落ちてきます。
純度が大切なソフトなので、エンコードの質も問われる一面があります。
飾りっ気がなく、素直にそのまま引き出してくれる印象ですね。
Cogのほうはその点、やや倍音成分を補ってるような感じで、そのお化粧が
功を奏すと非常に艶やかな響きになりますが、ちょっとわざとらしいと
感じることもあるようです。
ここまで聴いてiTunesに戻ってくると、かまぼこ型で、うっすらと
フィルタがかかってる感じに聴こえます。
とはいっても、iTunesの便利さも捨てがたいですからねぇ。
ということで、次はiTunesのプラグインで、先日のPCオーディオfan2にも
載っていたAmarraというソフトを試してみることに。
プラグインといっても、ちょっとびっくりするほどの価格なので、
気軽に買うことはできませんが、幸い、デモ版を試すことができます。
Amarraを起動するとiTunesも起動する仕掛けですが、電源ボタンみたいな
部分が水色になった時だけ、Amarraが機能しています。
オレンジや消灯している時にはAmarraはオフになってるので注意が必要です。
ボタンのトグルではなぜか水色にはならず、キーアサインで切り替えないと
オンにならないみたいです。
また、うちの環境では、水色になっても音が出ない時がありました。
どうやらiTunes側のボリュームが勝手に0になってしまうようです。
あと、デモ版ですから、ときたまミュートになる制限もあります。
音質面では正直、うちの環境ではそれほど大きな変化は感じません。
むしろ、PlayやCogのほうが変化は大きいかも。
Amarraの場合、オーバーサンプリングで高音質化を図っている傾向が
あるのではないかと。
実際、出力を48kHzなどに上げるだけでも効果が少し強くなる印象が
ありました。
というわけで、コスト的にはPlayを使うのが一番良いのかな。
もちろん、使い勝手や音の傾向の好みなどもありますので、色々と
試してみると楽しいかもしれません。
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3 Responses
4月 29th, 2010 at 2:03 AM
お早うございます。休みに入り、早速の夜更かしです(^^ゞ
早速MacProでPlayを試しました。SACDから取り込んだ楽曲を再生した
せいかな〜、あまりiTunesとの差を感じませんでした。でもシンプルな
操作感で好感が持てます。もう少し聴き込んでみようと思います。
4月 29th, 2010 at 11:56 AM
お早うございます。
いったん寝て起きてから聴き直しました。少し違いますね。
MacBSさんの仰るとおり音がすっきりした感じです。それにしても興味
深い物があるな〜。
4月 29th, 2010 at 4:20 PM
shigechanさん、コメントありがとうございます。
もしかすると録音フォーマットによって違ってくるのかもしれませんね。
私が試したのはMP3で、LAMEでエンコードしたものです。
最近はあまり開発が進んでいないっぽいのが気になるところです。
VAIOみたいにDSD変換してくれるような再生ソフトがあったら
面白いだろうなぁと思いますが、さすがにソフトだけでは
難しいかもしれませんね。