予定通り、Intelを離れて新しいCPU「M1」を搭載した「Mac mini」が11/17発売だそうで。
MacBook Airなどノートブックのほうが話題ですし、詳細は各所でいろいろと報告されていますから、ここはあくまで私の雑感を書きなぐっておくことにします。
私が最初に買ったMacはMacintosh Classicで当時のCPUは68000/8MHz、メモリは標準で1MBだったかと。
その後しばらく離れ、次に買ったiBook G3はPowerPC/500MHz、IntelになったiMacは2006年11月にAppleが実施したStartMacでモニターでいただいたものです。
Intelからでもすでに14年も経ったのですから、そりゃあCPUアーキテクチャも変わろうというものです。
今回、M1になったことでCPUは最大3倍、GPUは最大6倍になったとのことですが、Appleのやや大げさなアピールはいつものこととしても、かなり高性能になったのは間違いないでしょう。
M1自体にそれほどバリエーションがないようですので、コストパフォーマンスとしてはMac miniが高いのかなとも感じます。
72,800円(税別)で8コア、GPUも強力なんてモデルはそもそもあまりないですからね。
いつものようにマウスやキーボードが別売りなので、その点は差っ引いて考える必要はありますが。
ざっと眺めて気になった点というと、消費電力が最大150Wと意外に大きいところでしょうか。
2018年モデルでも150Wになってたようなので、それに比べれば変わらないみたいですけど、Late 2014あたりは85Wほどだったのでそのくらいになるのかなぁと。
まぁ今メインで使っているMac Proは238Wですし、性能面でもこれに勝るくらいなのでしょうし、通常時はそんなに食わないと思いますけどね。
またGPUも内蔵とはいいつつも、8コアと力が入っているのも少し驚きました。
現状のmacOSではそこまでGPUパワーを使うアプリは多くないように感じますが、iOSではゲームも多いですし、16コアのNeural Engineも含めてアプリケーション開発のあり方も変化していくのでしょうか。
あとはアプリ側の対応ですけど、とりあえずはmacOS Big Surの登場待ちでしょう。
Rosetta 2でIntelベースのアプリがどのくらいの速度で動くのか次第ですが、PowerPCのRosettaの体感上からすると速くて1/2、遅いケースでは1/5くらいの速度かなと予想しますので、性能で3倍になっていてトントンくらいでしょうか。
開発環境が整えば再コンパイルで対応できるのでしょうけど、拙作のMuteConもそんなに需要はないでしょうし、フリーソフトのために機材を買い揃える余裕もないですからねぇ。
仕事で使うとなるとWebアプリ開発環境にするのがいちばんメリットは大きそうです。
当然Windowsは動かないですし、メモリが最大でも16GBですから、画像処理などにはまだちょっと荷が重いかも。
それ以外にもMac miniにはTouch ID(Face IDも)がないというのも今後どうするのか、気になりました。
iOSアプリを動かす際にもそこは引っ掛かるはずですけど、パスワード入力とかで回避するんでしょうか?
以前から噂はあったTouch ID装備のMagic Keyboardでも出ると解決するのでしょうけどね。
なんだかんだ御託を並べつつも、うちはしばらく手を出す予定はないかな。
古いMac miniを余らせてるので、そいつをSSDに換装するくらいが関の山でしょう。
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