去年末に導入したMac Studio M2 Maxが故障して7月に修理に出したのはSNSやMacBook Air M3購入の記事で少し書いていましたが、その顛末をまとめておこうかと。
症状としてはある日突然電源が入らなくなったというもので、ディスプレイにも何も映らないのでApple Diagnostics等で調べることも一切できません。
電源ランプ、Appleの呼称でいうとSIL(ステータスインジケータランプ)が変な点滅をしていたので、ハードウェアに問題が起きているのだろうと判断しました。
点滅の仕方としては「消灯、白、薄い白、白、薄い白、消灯」を繰り返す感じですが、それが何を意味するのかは記載された情報がないので不明でした。
故障したのが7/19で、一応HDMIケーブルも疑って通常のメタルのも試しましたが変わらず。
Appleサポートに電話して回収修理を依頼しました。
ネットで検索するとMac Studioは持ち込みしか修理対応してくれないという記載も見かけましたが、うちは問題なくできました。
7/21に集荷され、7/22にはADSC支店に到着してステータスも「修理開始」に。
部品取り寄せになるのでしばらくかかりそうということでしたが、その後一向にステータスに変化がないので電話で問い合わせました。
ただサポート側では修理の情報は全く分からず納期も未定とのこと。
古い製品ならともかく、CTOもされていないごくごく普通の吊るしモデルの現行製品で、ストアでは即納なのに部品がないってのも不思議な話に感じますよね。
おそらく組み上げてある製品はあるけど、補修部品としてのロジックボードは在庫切れということなんでしょうがそういう説明も当初は一切なしでした。
そんなこともあろうかと(あったら困るけど)、MacBook Air M3を故障の翌日には購入しておいたので業務に大きな支障はなくて済みましたが、さすがに1ヶ月は長かったです。
その1ヶ月というのも「例外的な措置」で代替機を送ってくれたからでして、ロジックボード自体は相変わらず納期がいつになるか分からない状態だそうです。
SNSで検索してみただけでも「突然電源が入らなくなった」というのはMac Studioでは頻発しているように見受けられて、GPU 38Coreの上記機種用のロジックボードで「代用」修理してあったり、電源ユニット交換等で何度か修理を繰り返しているものも見受けられました。
不思議と海外ではそうした事例が見当たらないっぽい(英語でしか検索してないけど)ので、もしかすると100V動作でなにか不具合があるのかなと推測してみたり。
いずれにしてもロジックボード交換が多発していると予想され、想定外の数で補修部品がなくなっちゃたのかもしれません。
ただM3を積んだ新製品は今年出る予定はなさそうな噂ですし、現行モデルなら今も絶賛製造中であってもおかしくないんですけどねぇ。
そんなわけで8/21に戻ってきた(厳密には本体ごと交換された)のですが、修理に出す前まで使っていた光HDMIケーブルで画面が出ないのでちょっと焦りました。
USB-CやメタルのHDMIケーブルでは問題ないですし、光HDMIケーブルもディスプレイ側を挿すとディスプレイは接続を認識しているのでMac Studio故障時にケーブルの変換基板を巻き込んで壊したのでしょう。
そう考えるとGPU部分の暴走や電源ユニットが電圧変動に弱いなどの理由が考えられるのかな?
まあ光HDMIケーブル自体も壊れやすいので、この際にUSB-C接続に変更しておきました。
あとは外付けSSDに取ってあったTime Machineから復元していき、それ自体は30分くらいで終わりました。
マシン自体が変わっているのでAdobeの台数制限に引っかかったり、一部アカウントでログインしなおしたり、iCloud同期が一度オフにしてオンにしないとうまくいかないなどの細かい対応は必要でしたが、まあ半日もあれば復旧できました。
Macはこれまでこんな具合(漏れもあるかも)で使ってきましたけど、今回みたいな「信頼できない」感じはiPhoneやiPad等含めても初めてでした。
修理に出すのもStart Macのモニタで届いてメモリ不良だったiMacくらいだったはずです。
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動作もRAW現像や動画編集などを除けばMacBook Air M3でも十分なことが多い感じでしたし、以後は最新マシンを使い捨てっぽく使っていくのが良いのかもしれないなと思った出来事でした。
少なくとも現行のMac Studioはオススメできないというのは確実に言えそうです。
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