MacBSの日常生活的日記

OS X Lion、登場

ずっと出る出る、と言われつつ、なかなか出てこなかった「OS X Lion」でしたが、20日夜に登場しました。

まずはMacBook Airに入れてみましたが、再起動後、「残り33分」という表示が出ました。
実際はSSDということもあってか、25分くらいでインストールが完了しました。

まずびっくりするのは、スクロールの向きが逆になってるところでしょうか。
デフォルトだと反対ですが、設定でこれまでと同じにすることも可能です。
慣れの問題もあって、私は元と同じにしておきました。

あと、Airのトラックパッドの操作もずいぶん変わりました。
Safariなどの戻る操作は、デフォルトでは2本指スワイプになっています。
このままの設定だと、Chromeでは戻るが効かないんですよねぇ。
そこでまず、「フルスクリーンアプリケーション間をスワイプ」を4本指に変更し、「ページ間をスワイプ」を「2本指または3本指でスワイプ」にしました。
これでこれまで通りの操作になります。
Safariでグイっとページが戻る感じは、デフォルトのままが良いんですけどね。

また、OSそのものやSafariなど、再起動時に前回のウィンドウやタブが復元されるようになりました。
これも便利なようで、よけいなお世話な感じもあるんですよねぇ。
Safariについてはシステム環境設定で変更可能です。
一般の中の「アプリケーションを終了して再度開くときにウインドウを復元」のチェックを外せば解除されますが、チェックを外した直後はすぐに効きません。
その次から復元されなくなるようです。

あと、個人的に大きな問題はNTFSへの書き込み対応ですねぇ。
Paragon NTFSを使っているんですが、FinderやCocoaアプリでは問題ないんですけど、LightroomやPhotoshop、Officeなどでファイル書き込みに失敗してしまいます。
Paragon NTFS 9が登場してはいるんですが、海外の体験版を使っても当方の環境ではうまくいかないようです。
Tuxera NTFSだと問題ないのですが、これを使うとCPU負荷が大きいんですよねぇ。
そんなわけで、徐々にHFS+に移行しようとしています。

ただ、m2TVの録画データはNTFSから移すと見られなくなるんですよねぇ。
そこだけはNTFSのままでいくしかないかな。
なお、m2TV自体はLionでも問題なく録画や再生はできています。
ただ、録画データの再生中に引っかかることが結構あります。
Lion自体、たまに急に重くなることがあるんですが、どうもFinderが不安定っぽいんですよねぇ。
そのあたりはマイナーバージョンアップで改善されていくのに期待しています。

Finderについてはスクロールバーもずいぶん変わっています。
iOSみたいに必要なときに出てくるような感じになってるんですが、ファイル選択で一番下のファイルを選ぶとき、スクロールバーが重なって邪魔なことが。
結局、常に表示にしておくように変更しちゃいました。
これもシステム環境設定の「一般」から変更可能です。

全般的にiOSと合わせてきた部分がまだ消化しきれていない印象かな。
動作もまだやや不安定なところもありますが、徐々に改善されていくことでしょう。
ただ、業務で使っているMacでは不具合が出そうな要素もかなりあります。
ちょっと古めのハード&ソフトをお使いの方も含め、慎重にアップデートしたほうが良いかもしれません。

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