• 096月

    iPadがイマイチ活躍できていないので、iPadをMacの2代目のディスプレイとして使える「Sidecar」を試してみることにしました。
    対応機種は以下のようになっているので、Mac Proでは使えずMac mini M1で試しました。

    macOS Catalina 以降
    MacBook Pro (2016 年以降に発売されたモデル)
    MacBook (2016 年以降に発売されたモデル)
    MacBook Air (2018 年以降に発売されたモデル)
    iMac (2017 年以降に発売されたモデル) または iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015)
    iMac Pro
    Mac mini (2018 年以降に発売されたモデル)
    Mac Pro (2019 年に発売されたモデル)
    Mac Studio

    iPadOS 13 以降
    iPad Pro (すべてのモデル)
    iPad (第 6 世代) 以降
    iPad mini (第 5 世代) 以降
    iPad Air (第 3 世代) 以降

    ちなみに裏技としてFree Sidecarなるものを使えば非対応機種でも動作させられるらしいですが、HEVCサポートがないので画質的には画面共有に毛が生えたくらいになってしまうでしょう。

    ちょっとお試し程度だったのでサクッと使いたかったのですが、iPadとMacのApple IDが揃っていないとダメという壁にまずぶつかりました。
    iPadは紗羅のIDになっているので、ファミリー共有ではダメなのかな?と思いましたけど、残念ながらそれでは無理みたいです。
    またApple IDは2ファクター認証になっていないとダメとか、Bluetooth、Wi-Fi、Handoff有効はもちろん、iPadでモバイルデータ通信共有やMacでインターネット接続共有はNGなど、意外と条件はたくさんあります。
    iPad側は単純に画面共有を受けるだけみたいな扱いなのですし、せいぜい画面共有くらいの制限(パスワードくらい)で十分な気もするのですけどね。

    実際の使い勝手としては表示の遅延は少なく、画質も画面共有に比べるとはるかにキレイなので小さいディスプレイとしては十分有用です。
    ただやっぱりiPadは小さいなというのが正直な感想で、せいぜい単一アプリを置くくらいならなんとかなるものの、たとえばプレゼンに使うとかは厳しいかも。(Apple IDを揃える部分等も含めて)

    試しに画面共有をそのままiPadにSidecarするという妙な使い方も試しましたが、表示が小さすぎて笑ってしまうほどです。

    これならモバイルディスプレイを追加したほうが良いかなぁというのが正直な感想です。
    余ったiPadが活用できるのであれば良いかもしれないけれど、対応モデルは新しいものだけですし…。
    バッテリーはあまり減らないような感じですが、メーカーとしてはLightningでの接続を推奨しているようです。

    ほかにもタッチはいわゆるマウス操作にはならず、Apple Pencilが必要だったりと結局オマケ機能くらいでしょうか。
    iPad OS 16では逆にiPadが外部ディスプレイに対応するようですし、一過性の機能で終わるのかな。
    macOS VenturaではとうとうMac Pro 2013も対象外になりますし、最近のモデルの値上げも痛いので追従していくのも大変です。

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    Filed under: Mac
    2022/06/09 2:00 pm | Sidecarを試す はコメントを受け付けていません

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