Intelが「Virtualization Technology」に対応したPentium4を
リリースし始めたようで。
http://akiba.ascii24.com/akiba/news/2005/11/15/659083-000.html
「Virtualization Technology」(以下、VT)は、複数OSの同時実行を
可能にする仮想化技術のことです。
VT対応のアプリがあれば、これまでのようにVirtual PCのようなソフトウェア
処理で仮想化する必要がなくなりますから、高速に複数のOSを同時に
動かせる、というわけです。
また、それぞれのOSは独立して動作しますから、片方のOSがハングしても
他方のOSの動作には影響を与えずにすむことが高くなって、安定性も
増すことになります。
これまでの使われ方だと、VTはサーバでの仕様やVirtual PCのような特殊
用途の印象が強いわけですけど、MacのIntel化で少し違う使い方が
される可能性があるんじゃないかなぁと、私は推測していたり…。
Intel Macでは、Mac OS XとWindowsの両ブートが可能になるという噂が
ありますが、単に「どちらでも起動できる」というだけでなく、VTを使えば
「同時に起動して、自由に切り換えできる」可能性もあるのかなぁと。
さらに、VTにMac OS X自体が対応したとすれば、Windowsのアプリが
あたかもMac OS X内で動いてるように見せることも可能になるかも!?
いずれにしても、VTによってIntel Macは、かなりの恩恵を受けるのでは
ないかと思います。
Macユーザーとしては、VTという技術には要注目ではないでしょうか。