スキャナ用のユーティリティソフト「VueScan」というのを見つけたので
試してみました。
このソフト、スキャナのTWAINドライバを介してではなく、直接、
スキャナにアクセスして動作させられるんですね。
なんと、750種類ものフラットベッドやフィルムスキャナに対応してる
のだそうです。
Mac版だけでなく、WindowsやLinux版も用意されています。
Linuxではドライバが出ていない機器も多いでしょうから、重宝する
でしょうね。
ただし、フリーではなく、スタンダード版で39.95ドル、プロフェッショナル版で
79.95ドルと、意外と高めです。
で、実際に、うちのCanoScan 5200Fで動作させると、何の設定も
不要でスキャンすることができました。
ただ、フィルムのスキャンは設定をいくつか変える必要があるのと、
複数コマをまとめてスキャンすることはできないようでした。
ゴミ取り機能などもないようなので、そのあたりはメーカー純正より
弱いかなぁという印象です。
シェアウェアの支払いをしていない状態だと、画面に「$」マークが
重ね刷りされたような形でファイル出力されちゃうので、純正ソフトとの
比較は、あえてやりませんでした。
せめて最初の10枚まで、とかはフル機能が試せるとうれしいの
ですけどねぇ。
ソフト単体で補正まで完了させようというのでしたら、結構、機能も
色々と装備されているので、メーカー製のソフトの代用になりそうです。
ただ、その後、Photoshopなどでの編集を前提にするなら、TWAINの
ほうが何かと便利かもしれませんね。
個人的には、CanoScan純正のソフトで不満はないので、残念ながら
これに乗り換えようという気にはなりませんでした。
とはいえ、古い機器やドライバが対応していないケースなどでは
貴重なソフトだと思いますので、知っておいて損はないかと思います。