みんぽすさんからお借りしているカシオのコンパクトデジカメ「EX-ZR10」ですが、その特徴のひとつであるプレミアムズームを試してみました。
プレミアムズームというのは一種のデジタルズームです。
最近流行の「超解像」を使っているんですが、単なるシャープネスや輪郭強調だけではなく、連写した画像を合成するという新しい手法が使われています。
複数枚の微妙なずれを重ねあわせることでサブピクセル成分を抽出するようです。
複数枚使うから「マルチ超解像ズーム」とも呼称されているわけですね。
これにより、光学ズームよりもさらに倍の望遠ができます。
ZR10搭載のレンズもそもそも光学7倍ズームで、28-196mm相当と、結構望遠に強いコンパクトですが、それがさらに392mm相当にまで伸びることになります。
細かい説明はここまでにして、実際の写真で見比べてみましょう。
まずは光学ズームの望遠端(196mm相当)から。
そしてプレミアムズームの392mm相当。
Exifはどちらも196mmと残っていますが、一目瞭然で「さらに倍」になってますね。
フォト蔵には元画像がアップロードされてますが、さすがに等倍ではちょっとつらいかもしれませんけど、トリミングのままなら300万画素相当になるわけで、それを考えたら非常に良好な感じです。
プレミアムズームで撮った画像から等倍で切り出したもの(左)と、通常撮影後、Photoshopで拡大したもの(右)を比べてみると、こんな感じです。
プレミアムズームがちょっと露出オーバー気味なので情報量が少なめに感じますが、細かく見比べるとボルトなどの部品の輪郭がより細かく捉えられている気がします。
なお、参考までに画像拡大に特化したソフト「SmillaEnlarger」を使って拡大した画像も載せておきます。
高機能な画像処理ソフトをお使いになるのなら、プレミアムズームの画質はそれほど画期的ではないかもしれませんが、撮影時にズーム操作だけで任意の倍率撮影ができ、トリミングも不要というのはコンデジの特質から考えて非常に便利だと思います。
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