みんぽすさんからお借りしている富士フイルムのコンパクトデジタルカメラ「FinePix F550EXR」ですが、ファームウェアが1.13に更新されていたので、アップデートしてみました。
うちに届いた時点でも古かったので、1.10に上げてたんですよね。
今回は1.13で、あまりファームウェア更新の多くないフジにしては頻繁な更新のほうかと。
ファイルサイズも75.6MBと大きめで、GPSなど複雑な機能が多いカメラならでは、という感じです。
なお、今回もGPS関連の更新はなく、以下のような、ちょっとしたアップデートといった感じです。
・シャッターボタン半押し時に、被写体の明るさや設定絞りによりモニター画像が暗くなる場合がある現象を改善
・防水プロテクターにカメラを収納した時、カメラのボタン類が反応しない場合がある現象を改善
バッテリーをフル充電した後、アップデートしましたが、特に前後で変わった印象はありません。
半押しでモニタが暗くなる現象も特にこれまで気になったことはなかったですね。
更新後、時計や消音、ストロボモードなどの設定が初期化されるので、そこは注意が必要です。
これだけではレビューにならないので、GPSの件もちょっと触れておきましょう。
F550EXRはGPSが搭載されていますが、正直、全く使っていません。
正確には「実質的に使えない」というほうが正しいかも。
デフォルトでは測位がオフになってるので、これをオン(常時測位オン)にしてみますが、これがなかなかGPSアンテナを拾ってくれません。
3分くらい電源を入れっぱなしで持ち歩いてみたりしましたが、結局位置を拾うことはできませんでした。
上部のアンテナをちゃんと上に向けて、しばらく静止して待っていれば良いのかもしれませんが、そんな気長な方もそうそういらっしゃらないかと。
また、常時測位オンにしてあると、バッテリーの消耗がかなり激しいです。
私の感覚では100枚弱の撮影と合わせ、2〜3日くらいで電池がなくなる感じでした。
それでちゃんと測位ができるのなら、予備のバッテリーを用意するなど、やる気にもなりますけどねぇ。
iPhoneのように3G回線で補助できないという「理屈」は分かっていますが、それにしても使える機能になってないのでは搭載した意味がないかと。
あえて言い切ってしまうと、GPSは搭載されてないと考えたほうが良いと思います。
今後は郵便番号入力による補助、タッチパネルや音声による位置入力とか、iPhoneアプリからの測位情報転送など、見かけよりも実用性重視のGPS機能に仕上げていってほしいところです。
ただ、実売価格はずいぶん下がってきていますし、RAWや高倍率ズームなど、欲張らずに欲しい機能を使いこなせば、コストパフォーマンスの高い機種だと感じています。