フジのプレミアムコンパクト「FinePix F600EXR」をみんぽすさんにお借りしました。
F300EXR、F550EXRとお借りしてきたわけですが、さらにその後継となるモデルですね。
F550EXRのRAW撮影機能、GPSを踏襲しつつ、超解像ズームやプレミアムEXR AUTOなど、さらに機能をアップさせてきています。
また、かなり不評だった電源オンと同時にポップアップしてくるストロボが変更され、本体横のボタンでポップアップする仕掛けに改善されています。
だいぶ苦心されたようで、機械的にポップアップするだけでなく、電源オフで自動で引っ込むようにもなっていて、使い勝手はかなり良くなっています。
また、電源オンの時の本体横のストロボボタンを押したままにしておけば、レンズが出てくるのと同時にストロボも自動で持ち上がってくる芸の細かさです。
仕掛け的には以前のF550EXRに機械的なストッパーが付いただけなのでしょうけどね。
写りのほうはというと、近距離での収差がかなり少なくなったような気がします。
ただ、撮像素子のほうはやっぱり細部がモヤモヤで、いくら超解像があるといっても、元の絵にないものは作れないという印象です。
さらにガッカリだったのは、前回も不調だったGPSです。
散歩中ずっと電源を入れっぱなしで20分ほど持ち歩いてみましたが、結局位置を検出できず、という結果でした。
初回に時間がかかるようですし、徒歩とはいえ、動いていたから、などの言い訳はできるでしょうが、それにしても正直使う気になれないというのが正直なところです。
おまけに測位を「常時ON」にしてカメラバッグに入れておいたら、翌日には電池がなくなっていました。
電池の容量がフルではなかったとはいえ、カメラでの表示は「バリ3」状態だったんですけどねぇ。
GPSの件については、このままではさすがにレビュー以前の状態ですから、なんとしてもまず一度は屋外で固定状態にしてでも測位させたいと思っています。
苦言はこのくらいにして、改善点をもうひとつ。
それは塗装でして、これも前回のF550EXRではGPSアンテナの部分などに剥げが出てきてしまっていたんですよね。
それもあってか、今回からブラックのみ塗装が変更され、ラバー塗装というものになっています。
塗装の剥がれはまだちょっとしか使っていないので検証できていませんが、塗装自体が非常に良い感じです。
その名の通り、カメラ全体のグリップが向上する感じですし、傷も付きにくくなってるんじゃないかなぁと思います。
全体的にはF550EXRから、さらに進化したものになっているようですが、私がいまだに愛用しているF60fdやF31fdをリプレースするようなものか?と言われると、正直ちょっと違う印象です。
高倍率ズームや超解像、フルHD動画など、満載の機能を使いこなす多機能派に好まれる一台なのかもしれません。