みんぽすさんにFUJIFILMのカメラ「X-E1」とXマウントの広角単焦点レンズ「フジノンレンズ XF14mm F2.8 R」をお借りしました。
以前、X-Pro1をお借りしたこともあり、X-E1のその廉価版っぽい位置づけで光学ファインダーが省略されていますが、約236万ドットのキレイな有機EL電子ビューファインダーはあって撮影に徹するなら見劣りするところもないモデルです。
軍艦部など、全般的にコストダウンの跡も見られますけど、X-Pro1と見比べなければ十分立派な質感ですし、アナログ間隔のダイヤル類も使い勝手は良いものです。
今回のメインは本体よりもどちらかと言うとレンズなんですが、前回お借りしたXF18mmF2 Rと比較するとかなり大ぶりになっています。
35mm換算で21mm相当になる広角レンズですが、その割には前玉はさほど大きくなくて、感覚的にはもう少し小さくできるような錯覚を覚えます。
実際には非球面レンズが2枚、異常分散レンズを3枚も使っているので妥当な大きさなんでしょうけどね。
また、MFへの対応が強化されていて、ヘリコイドの部分を後ろにずらすと上の写真のように距離目盛りが出てきて、カメラ側もMFモードになります。
実際のレンズ制御は電子式なんですけど、距離目盛りがしっかり視認できるのはスナップには好都合で、電源を切っても直前に設定した距離設定が保たれるのが非常に良いです。
なお、MF時に背面ダイヤルを押すと中央拡大で「フォーカスチェック」ができますが、ピーキング表示などの支援がないのと、表示がややジャギーなのでピントの山が少しわかりづらいのは難点かな。
まずは軽く撮影してみましたが、X-Pro1の時と比べるとクセが少なくなったなと感じます。
X-E1が後発だからなのか、その後のファームウェア向上なども起因してるのかもしれませんが、なによりLightroomが先日のアップデートでX-Trans CMOSへの対応強化してくれたのが大きいのかも。
このアップデート、Adobe独自の対応ではなく、富士フイルムとの協働だったんですね。
X-Trans CMOSの状況提供によってモアレや色再現が改善したというわけです。
現状は現像エンジンのみでレンズの補正データは提供されてないようですが、今後はそちらにもプロファイルが適用されてくればレンズの小型化や実質的な画質アップにも貢献しそうですし、ぜひ積極的に連携してほしいところです。
いっそのこと、付属の現像ソフトもLightroomベースのものになったら良いかもしれませんね。
というわけで、これから1ヶ月ほど、この組み合わせで色々と楽しみつつレビューしてみたいと思います。
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2 Responses
4月 15th, 2013 at 4:13 PM
このカメラ、良いですよね。今回は貸出抽選にはずれてしまったので次回があればと言う感じです。
個人的には銀塩回帰してる感じなので、買うかと言われれば多分買えないのですけれど...。
ただ、このクラスのレンズ交換式コンパクト機は1台位欲しいかなとは思いますね。
レビュー楽しみにしています。
4月 17th, 2013 at 9:36 PM
StraySheepさん、コメントありがとうございます。
銀塩を使う層にはアピール力がありますよね。
X-E1のほうはもうちょっとコンパクトでも良いのかなという気もしますが…。
出張から戻ったので、またレビュー記事を再開したいと思います。