みんぽすさんにお借りしているFUJIFILMのX-E1とXF14mm F2.8 Rですが、休日の晴れ間を見計らってRAWとJPEG撮って出しの比較をしてみました。
[ JPEG撮って出し ]
[ LightroomにてRAW現像 ]
下手な解説よりも写真を中心に掲載していこうと思いますが、EXRの頃に見られた、ちょっとクセのある紫っぽい空の発色などがなくなり、自然でありつつも富士フイルムらしい爽やかな発色が好印象です。
RAW自体にも情報量は豊富で高輝度部分の粘りもしっかりあるので、自分好みの仕上がりにしやすい印象です。
[ JPEG撮って出し ]
[ LightroomにてRAW現像 ]
当然ながらRAW+JPEGの同時保存としていますが、メモリカードが東芝のClass 10ですけどかなり書き込みも速く、サクサクと撮れるのも良かったです。
私の場合は基本的に連写をしないので、スポーツ写真とかだとどうなのかは試していませんけどね。
むしろそちらよりもAFの中抜けのほうが気になったくらいで、通常の距離だとそれほどでもないのですが、近接撮影ですと後ろにピントが抜けているのに合焦マークは付いていてウッカリというパターンが結構ありました。
液晶やEVFでの表示はややジャギーが目立つ傾向があるので、プレビューで確認してもなんとなく合ってるような印象を受けてしまう気がします。
MF時のピーキング表示も先日欲しいと書きましたが、プレビュー時にフォーカスエリアを拡大表示する機能などもあったら便利かも。
[ JPEG撮って出し ]
[ LightroomにてRAW現像 ]
また、気をつけないとなぁと思っていた露出補正ダイヤルが勝手に回っていて、気づいたら盛大なマイナス補正で撮っていたというのもありました。
レンズ側にある絞りリングも「A」マークから勝手に絞り優先AEになる絞り値に動いていることもありますし、この辺りのダイヤルロック機構はぜひ検討してほしいところです。
ロックボタンを別に設けるのは手間が増えるでしょうけど、もう少しデフォルト位置のクリック感を高めて動きづらくするのは良いのではないかなと感じます。
RAWとJPEG比較という本筋から外れた内容も多くなってしまいましたが、カメラやレンズの潜在能力が高いからこそ、求めるものも大きくなるというものです。
そういう意味でも、性能とともに「撮る道具」としての完成度をさらに高めてほしいと思います。