みんぽすさんにお借りしているFUJIFILMのレンズ交換式カメラ「X-T1」と超広角ズームレンズ「XF10-24mmF4 R OIS」を持って海に行ってみました。
誰もいない海でしたし、せっかくの超広角ですのでパノラマモードで撮影してみました。
RAWで複数枚撮っておいて帰ってからパノラマ合成することも結構あるんですが、X-T1の場合は標準でパノラマモードが用意されているので便利ですね。
なお、撮影は横方向にサーッと振る以前からのフジの方式です。
広角レンズというと横向きの広大さも楽しいですが、縦構図での奥行き感もなかなか楽しいです。
10mmというと35mmフルサイズ相当で15mm相当になりますけど、周辺の流れも少なく、しかもこれでズームレンズというのですから優秀なものです。
むしろ気になったのはX-T1側のほうで、センサーのダストリダクションの効き目がイマイチかなと。
今回、XF10-22mm一本勝負で持っていったんですけども、その前の交換に付いたであろうゴミが結構しつこく残っていました。
ブロワーで簡単に取れる程度のものでも電源On/Off時に作動するダストリダクションでは取れないケースが多く、もうちょっと強力なものにしてほしいかなと。
また、描写のほうでも針葉樹っぽい木の葉の描写が、アウトフォーカスでぐじゃぐじゃっとやや不自然にぼやけてしまうケースが見受けられました。
点像復元によるものである可能性が高く、オフにすれば良いのでしょうけど、落葉樹っぽい普通の葉っぱでは問題ないようですから、将来的には改善してほしいところです。
もちろん弱点ばかりではなく、明るい液晶画面で屋外でも液晶画面で思いきった低い視線での撮影も可能だったりと、撮影の幅を広げてくれます。
とりわけ超広角との組み合わせだと新鮮な気分で撮影できますね。
またオマケでマクロ撮影もしてみましたが、22mmのほうならケータイのカメラくらいの距離感までは寄ることが可能(マクロモードで最短撮影距離:24cm)です。
超広角こそ寄って大胆に撮りたいケースもあるので、マクロモード無しに15cmくらいまで寄れたら最高ですけども、被写体への対応力はズームのおかげもあって結構幅広いので、標準ズームレンズを持っていれば望遠に行かず、あえてこの超広角を買い足すのもオススメかと感じた次第です。