みんぽすさんからお借りしているマランツのネットワークプレーヤー「NA7004」ですが、今回はアップグレードで対応したAirPlayを試してみます。
以前もエントリしましたが、このAirPlay対応のアップグレードは有償でして、5250円かかります。
アップグレードの方法はメーカーから配布されているPDFファイルを参考にしました。
まずはファームウェアをアップデートする必要があります。
これはAirPlay対応のアップグレードを購入しない場合でもアップデート可能で、約20分くらいかかりました。
この後、再起動するとアップグレードがありますよ、という通知(設定でオフにできる)が起動時に表示されるので、そこから「アップグレードID」というのをメモします。
で、通常は購入画面からこのIDを入力するのだと思います。
今回は借用品ということもあり、購入処理自体は、みんぽすさんに代行していただきました。
購入処理後、本体からアップグレード処理を実行して認証されれば、無事アップグレード完了です。
普段パソコンでの購入操作に慣れてる身からすると、ちょっと煩雑な印象もありますね。
できればデジカメみたいにファームウェアをパソコンでダウンロードして、それを転送するとか、USBメモリみたいなのを刺して自動アップグレードするなどのほうがわかりやすいかも。
で、肝心のAirPlayのほうに話を移しますと、まず最初、どうやってAirPlayに切り替えるのかがわかりませんでした。
他の音源はリモコンや本体からインプットソースを選ぶわけですが、AirPlayは自動なんですね。
iTunesで右下に表示されるAirPlayの再生先をNA7004に切り替え、再生をスタートすると自動的にAirPlayモードになるというわけです。
他のソースを再生していても、とにかくAirPlayに勝手に切り替わるというわけです。
ちょっと強引ですが、わざわざNA7004を操作しなくても良いので、Appleらしい仕様かもしれません。
そして、再生を始めると、なんと、NA7004には曲名が表示されるんですね。
曲名が長い場合は横スクロールしますし、NA7004本体やリモコンから選曲もできちゃいます。
なお、NA7004からの操作には、iTunesの環境設定の「デバイス」から「リモートスピーカーからiTunesのコントロールを許可」になっている必要があります。
これがかなり快適な操作感で、もうBluetooth経由の再生には戻れない感じですね。
なお、再生している時のネットワークのトラフィックを見ていると、曲データは一括転送ではなく、ストリーミングしているようです。
常に100〜130KB/secくらいの送信量があるので、ほぼロスレスに近い感じで転送しているのかも。
その分、回線が細かったり、同じパソコンでWebブラウジングやダウンロードなどをしていると、ポツッという感じで、多少音が途切れることがありました。
またiTunesのイコライジングは効きますが、ボリュームコントロールは無効のようです。
なお、すでに再生中に別のパソコンのiTunesからつなごうとした場合は現在再生中のものが優先され、接続できません。
この時、たまに「不明なエラー -15006が起きました」というのが出ることがありました。
よく理由はわからなかったんですが、同様の症状を挙げていらっしゃる方がいらして、パソコンの再起動で起こらなくなるケースが多いみたいです。
音質に関しては先日のBluetoothと比べると、少し良いかなぁと感じます。
ただ、MP3やAACなどの圧縮音源はiTunes側でのエンコードになるので、iPodデジタル接続に比べると、音が薄い感じがします。
DLNAは試していませんが、音質面だけ考えればDLNAのほうが有利かもしれませんね。
ただ、この操作性の良さはちょっとクセになりそうですし、MacだとDLNAはちょっと扱いづらい面もありますから、BGM的な要素も強いネットワークプレーヤーではAirPlayのほうが良いのかもなぁという気がします。
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