みんぽすさんにお借りしているOlasonicのスピーカーシステム「TW-D7IP(W)」ですが、特徴的なスピーカーを差し置き、ヘッドホンで使うというのを試してみました。
使用したイヤホンは、こちらもみんぽすさんにお借りしているnine waveの「NW-STUDIO PRO」です。
まずはiPhone 4で試聴してみると、とりわけギターやピアノで臨場感を感じます。
低域がしっかり伸びていて、スピーカーの時と同様、フラットだからこそかと。
スピーカーの外観のイメージが強いのでアンプに着目されませんが、アンプ部の基本性能あってこそ、なのでしょう。
ただ、やはりiPhoneの限界も感じる部分はあり、USB入力と比べると、iPhone由来の歪みはやはり多少あります。
また、やや不自然に低域がブーストされた印象やボーカルのサ行が耳に付く感じもします。
低域の伸びはTW-D7IP経由でもまだ弱いですが、iPhone単独よりは下が伸びる印象です。
なお、高域側はあまり変化がないですけど、チャンネルセパレーションは少し良くなるので、iPhoneの外部ヘッドホンアンプ的な使い方をする価値もありそうです。
ただ、音質と投資効果を考えれば、オススメはやはりUSBオーディオ機能を使ったほうが良いでしょうね。
しばらくイヤホンで聴いてからスピーカーに切り替えると、だいぶナローレンジに感じます。
ただ、それも音源によって印象が違い、USBオーディオと比べて、iPhoneだとスピーカーでもナローな印象を受けづらいんですよね。
もしかすると入力によって微妙なチューニングが施してあるのかも。
なお、同じDock経由だと、iPod classicよりもiPhone 4のほうが相性が良い印象がありました。
全般的に見て、ヘッドフォンアンプとしてみても非常に魅力的なものだと思います。
ただ、以前お借りしたTW-D7WM(T)でも同じでしたが、イヤホン端子がドックの横にあるのが使い勝手の面ではイマイチかと。
ヘッドフォン機能をアピールする意味でも、今後のモデルチェンジでは、できれば前面に持ってきて欲しいところだなぁと思います。
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