OlasonicのiPhoneドック付きスピーカーシステム「TW-D7IP」を、みんぽすさんにお借りしました。
これまでTW-S7、TW-D7WM(T)とお借りしてきましたが、ついにiPhone/iPod対応での登場です。
製品の箱にはMade for iPod / iPhoneのマークもありますし、誇らしく「SUPER AUDIO FOR iPod / iPhone」という記載も。
写真だとTW-S7のホワイトと見分けが付きづらいですが、パールホワイトということでちょっと高級な感じです。
コントローラ側も同じ塗装になっていて、TW-D7WM(T)と比べるとちょっと上品な感じがします。
コントローラの裏側も全く同じパールホワイトというのが塗装だけの違いという感じなんですけどね。
まずはiPod classicをDockに装着して聴いてみましたが、やっぱりOlasonicサウンドです。
音の階調がクリアで、ニアフィールドの音場がとても良質なサウンドを聴かせてくれます。
ただ、iPod側の性能の限界もあってか、ややデジタルっぽさが残る印象もありました。
iPodからUSBオーディオに変えると、だいぶ解消されて、歪みが一段低くなります。
次は普段使っているToppingのデジタルアンプ「TP21」と聴き比べます。
スピーカーはAURATONEですが、さすがに帯域はOlasonicのほうが狭いです。
オーラトーンも決して大きなユニットではないですが、やはりOlasonicだと低域がやはり不足してしまうのは仕方ないところです。
かといってそれが悪いわけではなく、高低の音のバランスが良いのでバランスは崩れず、クセのない聴き疲れないサウンドを奏でてくれます。
あえて言えば、クセがなさすぎて、ちょっと響きが足りないかなぁという印象があるくらいでしょうか。
普通のスピーカーの場合、ある意味、高調波歪みなどが多いだけかもしれませんし、共振が多いのかもしれないのですが、それが味に感じることもあるといったところだと思います。
そのため、デッドに仕上がった音源だと、喩えれば、空間を押さえたマイクが一本ないような感じのサウンドになってしまうことがあります。
逆に、Mine Kawakamiさんの「Tooge no mori」のように環境音が入ったような楽曲だと、引き込まれるようなリアルさを体感できます。
マルチchの録音より2chダイレクトレコーディングみたいな音源が向いているということなのかもしれません。
テレビ向けの「TW-D7OPT(B)」が高評価なのも良くわかります。
続いて、nine waveでも試したハイレゾ音源を試してみました。
こちらは、Toppingだとやや浮ついた感じになり、NW-STUDIO PROで感じたような良質さを感じられませんでした。
そこでOlasonicに切り替えてみると、こちらはハイレゾ音源を十分に生かし切れる周波数帯域はありませんが、さきほど同様、バランスが良くて、音楽の楽しさをしっかり味わえます。
TW-D7IP発表時のエントリーにもちょっと書きましたが、Ustreamの生放送など、シンプルでフレッシュなサウンドこそがOlasonicの真骨頂ということでしょう。
その意味でも、パソコン周りの音源としては非常にオススメできるものだと思います。
ニアフィールドの音場は非常に立体的でクリアですし、イヤホン世代にもオススメしたいスピーカーユニットだと思います。
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