みんぽすさんにシグマの超広角ズームレンズ「8-16mm F4.5-5.6 DC HSM」をお借りしました。
APS専用とはいえ、35mm換算で16-24mm12-24mm相当という、すごい広角具合ですし、それだけに見た目もすごい前玉ですから、まずは外観を中心にレビューしてみます。
レンズの鏡胴全体としてはそれほど巨大というほどでもありませんが、ピンポン玉みたいな丸い前玉はかなりのインパクトです。
レンズ保護の意味もあってか、短いフードは固定式で、レンズを覗いてみると長方形のコーティングも見られ、内部反射対策もかなりされているようです。
なお、レンズキャップはこのままだと付けられませんから、かぶせ式のものが付いています。
キャップの前側はフラットになっているので、通常タイプのレンズキャップも最初から付いています。
理論的にはここにフィルタを付けることも可能なのですが、かぶせ部分を残して撮影すると、まるで魚眼レンズのように見事に大きくケラレてしまいますから、撮影時にはかぶせ式のキャップ全体を外す必要があり、フィルタの使用は事実上無理だと思います。
撮影してみると、これが非常に難しい、でもとても楽しいです。
特にワイド端の8mmというのは前代未聞なくらいの広さですから、被写体をとても選ぶかと。
それだけに見慣れた被写体でも新鮮に撮ることができそうな気分にしてくれます。
フィルム時代に初めて20mmの単焦点を手に入れた時のような楽しさが蘇ってくるような気分です。
と言いつつ、慣れるまではやはり難しい、というほうが先に立ってしまいますね。
上はテレ端の16mmで撮りましたが、こっちのほうがやっぱりホッとします。
最短撮影距離までぐっと近づきつつ、大胆に、しかしあまり傾けずに撮るのがコツのようです。
なお、最短撮影距離は24cmとなっています。
なお、上の写真ではLightroomのレンズプロファイルで自動補正を使っています。
シグマのレンズは現行品がほとんどカバーされていて、シグマさん自身がAdobeに協力してるようなので、積極的に補正に使うと良いでしょう。
ズームではありますが、歪曲は素直なもので、補正なしでもそれほど気になるほどではありません。
実はもう一本、レンズをお借りしていますから、久しぶりにNikon D300を持ちだして、期間いっぱい、いろんな撮影にチャレンジしていこうと思っています。