MacBSの日常生活的日記

SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM レビュー(2)

みんぽすさんからお借りしているSIGMAさんのレンズ「85mm F1.4 EX DG HSM」を持って、豆田町を撮影してきました。

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あいにく途中から雨が降り出してしまって、APS-Cでは130mm弱の中望遠を雨宿りしてる軒先で振り回せず、思ったように枚数が撮れませんでしたが、最新レンズのシャープさと大口径のボケ味をちょっとだけかじることができました。

ただ、ひとつトラブルがあって、場合によって露出オーバー気味になってしまうケースが多発しました。
RAWで撮ったものを補正なしで現像してみると、こんな具合です。

個人的には下くらいが適正露出(やや暗めかも!?)かと思うのですが、そうすると+0.7EVくらいのオーバーかと。

Nikon D300は評価測光で、露出補正はしていません。
これまで手持ちのAFレンズでもこうした現象はなかったですし、いっしょに持っていったMFのNikkor 35mm F1.4でも露出オーバー傾向はありません。
帰ってからいろいろ追試してみたのですが、中央重点測光に比べて評価測光がやや明るいほうに振れがちではあるものの、そこまで顕著なものではなく、うまく再現できませんでした。

もしかすると絞りが粘っていた可能性はありますが、絞り羽根に油が回ってるようなこともないですしねぇ。
D300のほうの不具合の可能性もありますが、純正レンズでないことで、評価測光が思ったように機能していない可能性もあるかも。
この件については、また晴天の際にでも追試してみようと思います。

全体的な感想としては、やはり開放寄りのほうが面白いかな、という印象です。
絞ってしまうと、せっかくの明るいレンズも標準ズームの望遠端あたりと似たような描写になってしまいますし。
本来なら極薄で手こずるはずのピントもAFのおかげで、だいぶ気にせずに済みますし。

あと、APS-Cで使うとちょっと中望遠すぎると感じるシーンも多かったです。
35mm換算の焦点距離通り、銀塩の頃の135mmの感覚です。
最短撮影距離があと20cmくらい短いと、もうちょっと適用できるシチュエーションを増やせるのかな、という気がしました。
ただ、うまくハマった時の圧縮感というか、独自の空気感はさすがです。
以前お借りした70mmマクロにも通じる柔らかさとシャープさの絶妙な調和に、シグマさんの本領を垣間見た気がします。

さきほどの露出の件も合わせ、もう少し使いこなして、スナップ的な撮影にも挑戦してみたいと思います。

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