先日は8-16mmを試写してみましたが、もう一本、みんぽすさんにレンズをお借りしています。
こちらもシグマさんのマクロレンズ「SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM」です。
私も50mmと180mmのシグマさんのマクロを持っていますが、今回のはその中間にあたる焦点域になります。
180mmは非常に大きなワーキングディスタンスが取れ、ハッとする写真を生み出してくれる長玉ですが、さすがに長すぎて気軽に持ち出すのはなかなか大変です。
また、手ぶれ補正機能もありませんから、手ブレでの失敗も量産しがちなんですよねぇ。
その点、今回の105mmは手ぶれ補正機能もあり、HSMで静粛で高速なAFもできて、かなり便利でした。
描写はやはり素晴らしくシャープで、コントラストもしっかりしつつ、しっとりとした質感も出してくれるあたり、180mmマクロに近いものを感じます。
光学性能だけでいえば、以前お借りした70mmも超えて、私が使ったシグマさんのマクロの中では最高ではないかな。
マクロ撮影というとMFで撮らざるを得ないシーンもかなり多いですが、個人的には気楽にAF撮影するのも良いと思っています。
こうでなくてはダメ、というのではなく、スナップ的な近接撮影も良いんじゃないかと思うんですよね。
ただ、やはり暗いシーンなどでは得意のHSMも迷ってしまうということは何度かありました。
Nikon D300側のAFセンサーがオバカさんなところもあるんだと思いますが、そういう時は鏡胴に用意された大きなスイッチで簡単にMFに切り替えできるのも良い設計だと感じました。
そもそもマクロ好きな私ですが、このレンズはほんとに楽しいです。
APS-Cだと150mmあたりの焦点距離相当になりますが、それでも画角が狭いなぁと感じるシーンはそれほど多くなくて、あと一本、コンパクトな広角レンズを持っていれば、スナップ的な撮影には十分な感じでした。
もちろん、フルサイズでの使用にも十分応えてくれるはずで、もうすぐ登場するNikon D800での使用も良いのではないでしょうか。
なお次回以降、手持ちの50mm、180mmとの比較撮影もしてみたいと思いますが、楽しすぎて普通の撮影レポートになってしまうかもしれませんが、その時はご了承くださいませ。