みんぽすさんからお借りしているSONYのコンデジ「DSC-RX100M4」ですが、手持ちの他のRAW記録対応コンデジといっしょに持ち歩いてみました。
まずはその機種一覧からご紹介します。
・SONY DSC-RX100M4
・RICOH GR DIGITAL III
・FUJIFILM FinePix F800EXR
それぞれ撮像素子のサイズも全く違いますし、単焦点から高倍率ズームまで、それぞれの得意分野も異なりますが、あえて広角側で比較撮影してみました。
まずはSONY DSC-RX100M4から。
画角をなるべく揃えるため、どの機種も28〜29mm相当程度で撮影しました。
続いてRICOH GR DIGITAL IIIです。
そして最後はFUJIFILM FinePix F800EXRです。
ざっと見たところだと、機種ごとの味付けに違いこそあれ、それほど大きく違わないような印象もあります。
ただ面白いのはファイルサイズで、縮小画像でもRX100 IVがいちばん大きく、次がGRD3、そしてF800EXRが小さいと、撮像素子の大きさ順になっているのが面白いところです。
ただ、どれもRAW「でも」撮れるというのが個人的には非常に嬉しいところで、プロやマニアの観点だと撮影時に適正露出で…となりますが、実際には露出だけではなく、ホワイトバランスやトーンの調子などを整えたいことも多々あり、その時にJPEGを元画像にするのは少々心許ない時があります。
もちろん、その際にRAW+JPEGでもストレスのない保存時間であることも重要です。
その点では高速なメモリカードを使っていることも手伝って、RX100 IVは快適に撮影ができました。
ただ、それとは直接関係ないのかもしれませんが、使用していると本体の温度がやや温かくなる傾向がありました。
暴走するようなことはありませんでしたが、複雑な動画撮影などをこなすだけに処理パワーもかなりのものなのかもしれません。
比較だけでは少々物足りませんから、いくつかその時に撮った作例もいっしょに掲載しておきます。
撮影順序としては先日のレビュー、星の宵よりもこちらのほうが前に撮ったわけですが、まだ慣れていないなというのが写真にも現れていますね。
画角とか操作性という面だけでなく、より掘り下げたものを撮るためにはそれなりに使いこなす必要が出てくる「深みのあるカメラ」だと感じました。