みんぽすさんから長いこと、お辛いしている「Sony Tablet S」ですが、期間が長くなってるのは先日ようやく公開されたICS(Ice Cream Sandwitch)こと、Android 4.0.3を待っていたからです。
当初は4月下旬の予定だったのですが、「ソフトウェアの開発に予定よりも時間を要することが判明したため」、延期となっていました。
なお、ICSの新機能については、こちらのサイトに良くまとまっています。
スクリーンショットが撮れるようになったり、ロック画面からのカメラ起動、顔認識アンロックなど、他OSの良さを吸収しつつ、独自の拡張も多数なされています。
また、ソニー独自のアップデートもあり、同社のBlu-rayレコーダで録画した番組の視聴や管理ができるアプリ「RECOPLA」やアプリを小さくウィンドウ状に表示できるスモールアプリ機能もあって、生まれ変わった感もあります。
なお、アップデートはSony Tablet本体のみで実行可能で、まずはダウンロードしてから、OS再起動で更新という形です。
ただ、アップデート作業はバッテリー残量が50%以上必要で、AC接続していても必ずバッテリーが50%以上残っていないとダメなようです。
ダウンロードまではできるので、ダウンロード中に充電を進めておくのが良さそうです。
ICSになってまず感じたのは、復帰時に無線LANへの接続が速くなったという点。
以前からうちの環境だと、スリープから戻る際に1〜2分くらい、無線LANに繋がってくれなかったんですよねぇ。
ルータの問題かと思っていたのですが、BUFFALOからNECに変えても症状は同じでしたが、ICSに上げてからは数秒で復帰するようになりました。
それ以外の機能的な部分は着実に進化してはいるものの、革新的に「これを待ってたんだ!」という雰囲気ではないかも。
喩えは悪いかもしれませんが、Chromeのメジャーバージョンが上がったような感覚といいますか…。
どうも私とAndroidの相性が悪いようなので、その点は差し引いて読んでいただく必要がありそうですが。
ややレビューからは外れるかもしれませんが、個人的にはAndroidのライバルはiOSではなく、Windows 8ではないかという気がしています。
そういう意味ではWindows 8の登場までの足固めが終わったというところなのかと。
Windows 8が出てくるとIntelなタブレット端末も多数登場するでしょうし、ARMも通信事業者各社から出てきそうな予感です。
その時にVAIOも手がけているソニーがどういうタブレット戦略を取るのか、気になるところではあります。