みんぽすさんにお借りしたVAIO Zのレビュー、今回はサウンドに
注目してみたいと思います。
VAIO Zには内蔵スピーカーのほか、ノイズキャンセリングヘッドホンも
付属しています。
デザインは単品で発売されている「MDR-NWNC20/B」あたりに
似ています。
端子も同じく5極になっていて、ヘッドホン単体ではノイズキャンセルの
機能はなく、単純なヘッドホン+マイクになってるようです。
実際、このノイズキャンセル用のマイクをチャットなどに使うことも
可能だそうです。
この場合、「マイク指向性機能」というのも用意されていて、これで
周りの音を拾いにくくして、自分の声を拾いやすくする機能もあるので
コンパクトなヘッドセットとしても便利そうです。
なお、ノイズキャンセルは違和感のない感じの効き方で、人の声や
アナウンスはちゃんと聴こえるようですし、音質の変化も少ない印象です。
キャンセリングの効き目もドライバの設定でマイクの効き目を調整
することで加減できますが、普通はデフォルト値で良いでしょう。
音質については期待以上にフラットな感じです。
iTunesのイコライザで追い込んでみましたが、ほぼフラットでOKでした。
カナルタイプでは概してそうですが、ややダンピングファクターが
高めで、それも良い意味でハイファイっぽい音質感を出しています。
モバイル環境での使用には十分なヘッドホン品質だと思います。
次に内蔵スピーカーですが、こちらは正直、やや貧弱な印象です。
ヘッドホンと同じく、iTunesのイコライザーで調整しましたが、
これでも調整しきれないくらいでした。
液晶パネルのヒンジ部分のすぐ下に配置されているのですが、
上に向けてスリットが開けてあるので、音が分散してるのも
影響しているのでしょう。
このスリット部分に手をちょっと添えただけでもずいぶん改善されます。
スリット下に少し前方向にバイアスされるようなディフューザーが
配置してあれば、かなり効果があるかも。
まぁ、スペース的に無理があるのかもしれませんけれど。
自宅やデスクなどでミニミニホームシアターを実現したい場合は
付属のヘッドホンを使うか、Bluetoothのスピーカーあたりを
使うのが良いかもしれません。
(当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)